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天地明察@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 今回は笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでの映画鑑賞を話題にします。
 『天地明察』は9月15日から全国公開されていますが,ポレポレホールでは2,3か月程度遅れ,11月24日からの上映となっております。
 監督は滝田洋二郎,音楽は久石譲(ともに『おくりびと』)。主演は岡田准一,他に宮﨑あおい佐藤隆太市川猿之助横山裕中井貴一松本幸四郎などが出演。
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 時は江戸,4代将軍・徳川家綱の治世。会津藩の囲碁打ちである安井算哲(やすい さんてつ:岡田さん)は,算術や天文学にも興味を持っています。和算塾を営む村瀬(佐藤さん)やその妹・えん(宮﨑さん)と親しくなり,孤高の天才和算家・関孝和(市川さん)とは算術対決を行います。
 ある日,本因坊道策(横山さん)とともに,将軍の御前で囲碁の真剣勝負を行った算哲は,藩主・保科正之(松本さん)に見込まれ,北極出地(=北極星の位置を日本各地で観測すること)への同行を命じられます。
 1年以上にわたる観測を終えた算哲に,さらなる重大な任務が下されます。それは 『改暦』・・・
 現在使用している暦は中国のもので,800年を経過し実態と大きくずれてしまっている(食や冬至の日もあっていない[もうやだ~(悲しい顔)]) 民の暮らしばかりでなく,政治,宗教とあらゆる場面に密着している暦を正しいものにすることは,江戸幕府にとって急務。しかし,朝廷や公家が強大な既得権を持っていて,彼らを敵に回すこととなります・・・

 
 【みなと】が好きな中南米の古代文明でも,カレンダーは重要な役割を持っています。いつの時代も「正しい天文知識を示す = 生活の安定につながる = 権力を掌握できる」だったのでしょう。しかし,その道のりは非常に険しく,誤った場合は命を失う可能性が大。
 この映画でも,算哲は自分の信念に基づき行動し,正しいと信じる暦を採用させようとしますが,彼の努力とは裏腹に困難な結果が待ち受けます。それでも何とか前進する姿を,岡田さんが『美しく』演じております。彼がアップになると,見惚れてしまう女性は多いでしょうね[揺れるハート]
 また,侍との縁談をことごとく拒絶し,泣く泣く別人に嫁入りしたものの,結局離縁となった「えん」。算哲に対し,時にあたたかく,時に叱咤激励しながら支える。宮﨑さんがかわいいです[かわいい]
 個人的には,水戸光圀(中井さん)の描かれ方が疑問に感じました。グルメだったり,算哲のために禁書を取り寄せたり…[exclamation&question] まあ,このように豪快な方だったのでしょうけれどね[たらーっ(汗)]

 
 こちらの『天地明察』,皆様にも機会がありましたら是非ご覧いただきたいです。皆既日食の場面も描かれていて,今年5月の感動がよみがえる方もいらっしゃるでしょう[ぴかぴか(新しい)]

 ホールは2箇所あり,現在は『のぼうの城』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。
 なお,ポレポレホールですが,改装工事が終了して,画面も見やすく,空調も快適になっております[わーい(嬉しい顔)]


 おまけ。メキシコの国立人類学博物館にある「アステカ・カレンダー」。アステカ文明のもので,かなり巨大です。
 手前に映っている【みなと】(の残像[exclamation&question])と比較願います。
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  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『天地明察』公式サイト http://www.tenchi-meisatsu.jp/index.html

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あなたへ@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでは,本日(2012年8月25日)から『あなたへ』が上映されています。【みなと】も初日に鑑賞して参りました。
 監督は降旗康男(『鉄道員(ぽっぽや)』『赤いシリーズ』など)。主演は高倉健,他に田中裕子ビートたけし草彅剛佐藤浩市余貴美子綾瀬はるかなどが出演。
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 富山刑務所の木工技術指導技官(嘱託)である倉島英二(高倉さん)は,妻・洋子(田中さん)を病気で亡くしたばかり。
 忌引き中にもかかわらず出勤した彼に,あるNPO団体から,洋子の遺言(絵手紙)が届けられます。1通はその場で開封できたものの,もう1通は長崎県平戸市にある郵便局留めで差し出されるため,10日以内にそこまで取りにいかなくてはなりません。そして最初の絵手紙には“故郷の海で散骨して欲しい”旨がしたためられていました。
 生前には聞かされなかった妻の願いに戸惑いながらも,結局倉島は退職覚悟で平戸への旅を決心します(退職願はいったん戻されますが・・・)。洋子と約束したとおり,ワンボックスカーの内部を木工インテリアで改造して出発。
 目的地までの行程では,亡き妻との想い出に浸るとともに,様々な人たちに出会います。元は埼玉県の高校教師で,退職後に妻を亡くした,種田山頭火を敬愛する男(たけしさん)。北海道から駅弁の実演販売のためやってきたものの,車が故障したため,大阪まで倉島が送ることになる田宮(草彅さん)。田宮の部下で,どこか陰のある南原(佐藤さん)。
 そして倉島は,ぎりぎり10日目に平戸に到着。もう1通の手紙を受け取った彼は,悩みながらも散骨のための船をチャーターしようと奔走。大型台風が近づく港で,食堂を経営する母娘(余さん,綾瀬さん)と出会います…。

 高倉健というと,【みなと】の中では『南極物語』[犬]のイメージが強烈(もう30年以上前ですね[たらーっ(汗)])。実を言いますと,上映開始間もなくの刑務所内を歩くシーンでは「健さん,お歳を召されたな」と感じました。
 しかし,話が進むにつれ,健さんの静かな熱演に引き込まれていきます。特に妻の回想にふける場面と,現実に戻る場面との対比が印象的。洋子を見つめる夫としての視線は限りなく愛情深く,その妻がもう存在しないという深い悲しみを,セリフではなく立ち姿で表現していらっしゃいます[ぴかぴか(新しい)]
 田中さんも,演技ばかりでなく歌声でも魅了させてくれます[るんるん] 
 そしてビートたけしさん。後半のストーリーは意外な展開となりますが,どんな役柄でも観客を笑わせてしまうのはさすがですね[わーい(嬉しい顔)]
 どんでん返しは他にもありまして,出演者のディープな生き方にそれぞれ考えさせられます。詳しくは見てのお楽しみ,です。

 こちらの『あなたへ』,皆様にも機会がありましたら是非ご覧いただきたいです。
 いつもはすいているポレポレホールですが,【みなと】が鑑賞した時間帯は30人ほどの観客がいました。そして,席を立つときに「いい話だったわね」とおっしゃってました[揺れるハート]

 ホールは2箇所あり,現在は『おおかみこどもの雨と雪』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『あなたへ』公式サイト http://www.anatae.jp/

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キツツキと雨@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 仕事で疲れた自分を癒す。今回は映画鑑賞を話題にいたします。 
 笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでは,封切りから時間が経過した映画を2~3週間程度上映しています。
 先日は『キツツキと雨』を見に行きました。こちらは今年2月11日から全国公開されています。
 監督・脚本は沖田修一(『南極料理人』),主演は役所広司小栗旬。他に高良健吾伊武雅刀山﨑努などが出演。
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 岐阜県のとある山村。60歳の岸克彦(役所さん)はベテランの木こりとして,仲間とともに林木と向き合う日々を送っています。妻が亡くなってから間もなく2年,仕事や家事を懸命にこなす彼に対し,息子の浩一(高良さん)は仕事を辞めてしまい,家でブラブラするばかり。
 ある日,この地に映画のロケ隊がやってきて,いつの間にか岸もその撮影スケジュールに巻き込まれていきます。ついには,ゾンビとして端役出演することに[モバQ] しかし,必死に調整を行う助監督のそばにいながら,何もしない(できない[exclamation&question])25歳の若者・田辺幸一(小栗さん)に対しては,「使えない」と叱り飛ばすことも[がく~(落胆した顔)]
 そんな木こりと若者が,秘湯でバッタリ出会います。東京へ帰るという幸一を,岸は近くの駅まで送ってあげることに。車の中で,映画のストーリーに興味を持ち,次々と質問する木こりに,若者は別れ際,映画の台本を渡します。実は幸一は,ゾンビ映画の監督だったのです…

 地方の田舎で映画ロケ[映画]ということは,今ではさほど珍しくもないでしょうが,その内容が「近未来を舞台にしたゾンビ映画」というのには笑ってしまいますね[たらーっ(汗)]
 長い間森林を相手にしてきた木こりと,プレッシャーに押しつぶされそうな新人監督。そんな二人の距離感が徐々に縮まるとともに,撮影も盛り上がっていきます。
 『聯合艦隊司令長官 山本五十六』では重厚なリーダーを演じた役所さん,この映画では「自分の仕事を投げ打ってでも若者を応援する木こり」を,面白おかしく魅せてくれます。また小栗さんも,「今どきの若者らしく自信なさげで,でも応援されて元気を取り戻していく映画監督」を好演。高良さんも,ラスト近くでは・・・
 その他,木こり仲間として登場する伊武さんや,大物俳優として現れる山崎さんも,短時間ながらさすが[exclamation]の存在感を醸し出しています。

  こちらの『キツツキと雨』ポレポレホールでは6月22日(金)までの上映となっております。また7月10日には,DVDなども販売されるようです。
 皆様も機会がありましたら,是非ご鑑賞くださいませ。故・水野晴郎さんの名セリフ「いやぁー,映画って本当(ほんっ とう)に良いもんですね」 をつぶやきたくなると思います[るんるん]
 ホールは2箇所あり,現在は『しあわせのパン』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『キツツキと雨』公式サイト
      http://kitsutsuki-rain.jp/  

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RAILWAYS―愛を伝えられない大人たちへ―@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 皆様,おはようございます。いつもご訪問いただきまして,本当にありがとうございます。
 久々のブログ記事更新となりました。新しい会社での5日間,怒涛の日々を過ごしました[台風] 戸惑うことも多いですが,こちらのブログと同様,マイペースでやって行くつもりです。

 さて,本日は笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでの映画鑑賞について。  
 『RAILWAYS―愛を伝えられない大人たちへ―』は2011年12月3日から全国公開されていますが,ここポレポレホールでは3月17日から上映されております。かなり遅くなりましたが記事にいたします。
  製作総指揮は阿部秀司(『ALWAYS 三丁目の夕日』など),監督は蔵方政俊,主演は三浦友和余貴美子。他に小池栄子中尾明慶吉行和子などが出演。
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 滝島徹(三浦さん)は,富山地方鉄道の鉄道運転士。無事故無違反勤務を42年間継続中。定年退職を1か月後に控え,妻・佐和子(余さん)との海外旅行などを計画中。専業主婦として家庭をしっかり守ってくれた妻に感謝し,退職後はできるだけ一緒に過ごしたいと望んでいます。
 ところが佐和子は,出産まで続けていた看護師の仕事をまたやりたいと言い出し,徹は激怒。二人の仲はしっくりいかなくなります。
 そしてついに彼女は家を出て,アパート暮らしをしながら終末期緩和ケアを実施する病院に勤め始めます。受け持ち患者の井上信子(吉行さん)は,末期がんながら自宅での療養を強く希望しており,佐和子は通いで世話をします。
 事情を知った娘の麻衣 (小池さん)は,当然ながら母の味方[たらーっ(汗)] 「なんで応援してあげられないの」と父親に詰め寄ります。
 一方,徹も職場で若手運転士・小田(中尾さん)の教育係に任じられます。“今どきの若者”といったチャラチャラした性格にあきれ,「お前は運転士に向いていない」と檄をとばしながらの指導が始まります。
 ある日,「妻が看護師をやりたいのは,母親のことがあったから」と合点した徹は,久しぶりに自宅に戻ってきた佐和子に理解ある態度を示しますが,逆に彼女の逆鱗に触れ,ついに離婚届を突き付けられます。・・・

 この映画は『RAILWAYS』シリーズの第二弾。前回の「49歳で電車の運転士になった男の物語」もポレポレホールで鑑賞しました(2010年9月27日付けの記事)。
 今回のテーマは「夫婦の危機をいかに乗り越えるか」でしょうか。 自己中心の視点を簡単には変えられない夫と,自分の可能性を試したくて一歩踏み出す妻。二人の妥協点が見つからないままストーリーが進行しますが,ラスト近くでは……三浦さんと余さんが,長年連れ添った雰囲気を醸し出しています[かわいい]
 キーパーソンは吉行さん。余命いくばくもないながら,前向きに生きようとする姿勢が伝わってきます。佐和子に自分の半生を語ったり,アトピーに苦しむ孫のために電車で薬草を探しに出かけたり。
 それから,映画のもう一つの主役 [電車]富山地鉄と沿線の風景[電車] 立山連峰の雄大さが素晴らしい。【みなと】も20年近く前,黒部・立山アルペンルート旅行でこの電車を利用したことを思い出しました。車両は現在,御召列車や西武鉄道のレッドアロー号なども使われているようです。

  こちらの『RAILWAYS―愛を伝えられない大人たちへ―』ポレポレホールでは4月13日(金)までの上映となっております。
 皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞くださいませ。熟年夫婦だけでなく,若者カップル,独身者,鉄ちゃんや鉄子も楽しめると思います。
 ホールは2箇所あり,現在は『ドラえもん のび太と奇跡の島』『ALWAYS 三丁目の夕日'64<<2D版のみ>>』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『RAILWAYS―愛を伝えられない大人たちへ―』公式サイト
      http://www.railways2.jp/index.html  

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聯合艦隊司令長官 山本五十六@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六(れんごうかんたいしれいちょうかん やまもといそろく)』は2011年12月23日から全国公開されています。笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでも今月25日から上映されておりますので,先日鑑賞してきました。
  原作・監修は半藤一利,監督は成島出。主演は役所広司,他に玉木宏柄本明柳葉敏郎香川照之原田美枝子中原丈雄などが出演。
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 1939(昭和14)年夏,大陸での対中戦線が泥沼状態の日本では,「日独伊三国同盟を結ぶべし」といった声が日増しに高まりつつありました。ドイツの威光で,中国を後押しするソ連やアメリカの力をそごうと考えていたのです。
 強硬推進派の陸軍,マスコミ,そして「世論」。一方,海軍次官である山本五十六(役所さん)は博識で,ヒットラーが自著(=『わが闘争』)で日本を見下しているのを了解していました。彼は主張します。 もしドイツと手を結べは,国力ではるかに勝るアメリカとの戦いは避けられず,日本は亡びる。[ふらふら] 軍内部からも噴出する同盟締結を求める声を,彼は米内大臣(柄本さん),井上軍務局長(柳葉さん)とともに必死で抑え込みます。
 東京日報(=新聞社)の記者である真藤(玉木さん)は,宗像主幹(香川さん)と一緒に山本を取材しながら,次第に彼の人間性に惹かれていくようになります。
 やがて,ドイツとソ連が不可侵条約を結んだことで同盟話は沈静化しましたが,山本は聯合艦隊司令長官となり,瀬戸内海で旗艦「長門(ながと)」の指揮を執ることに。日清戦争時代から戦場を経験している彼は,久しぶりの「船」に心安らぐものを感じながらも,先行き不透明な状況を憂います。
 結局,1940(昭和15)年9月に三国同盟は締結されます。その翌年には独ソ不可侵条約が破棄され,国内では次第に「アメリカとの戦争止む無し」と言った空気が支配し始めます。山本は苦悩しながらも,ある結論を出します。アメリカとの無謀な戦いは何としても避けたいが,どうしても避けられないなら,短期間で講和に持ち込める戦術を・・・ 

 【みなと】は太平洋戦争関係についてはかなり無知で,山本五十六についても「連合艦隊の指揮官」と言うことしか知りませんでした。
 今回の映画で,戦争反対派の彼が皮肉にも開戦の中心人物になったことが分かりました。しかし,戦いながらも常に先のこと(=和平締結)を読む態度には共感しました。この思考力は,おそらく将棋で鍛えられたのでしょうね(劇中にも何度か出てきました)。
 それに国際情勢にも詳しく,真珠湾攻撃(1941年12月8日)は必ず宣戦布告をもって行われるよう,外務省に何度も念を押しました。結果として山本が恐れていた事態になってしまったことは,歴史の語るとおりですが…

 また劇中には,戦闘シーンとともに食事の場面も数多く出てきて,重苦しい雰囲気を和らげています。
 山本が妻(原田さん)や子供達とともにちゃぶ台を囲むシーンは,ほのぼのします[わーい(嬉しい顔)] 他にも郷里(=新潟県長岡)の水まんじゅう,干し芋や干し柿も登場・・・役所さんの食べっぷり,実に食欲をそそります[かわいい]
 特に印象的だったのは,戦艦の中で部下とお茶漬けを食べる場面。敗戦の責任を感じひたすら首を垂れる南雲司令官(中原さん)に対し,山本は「お茶漬けは熱いうちがうまいぞ」と言って勧めます。南雲がゆっくり茶碗を取り,大泣きしながら口にするのを微笑みながら見つめ,自分もご飯をかき込んでいました。

 こちらの『聯合艦隊司令長官 山本五十六』ポレポレホールでは3月23日(金)までの上映となっております。
 皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞くださいませ。太平洋戦争初期に関し目からウロコ状態になること必至です。
 ちなみに【みなと】が鑑賞した時間帯は,いつもはガラガラの観客席が比較的混んでおりました。年配のご夫婦連れが多かったですね。
 ホールは2箇所あり,現在は『ALWAYS 三丁目の夕日’64』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。
 なお,ホール内は空調が良く効きませんので,おいでの際は暖かい服装をなさるか,入り口にある毛布を利用なさるようお勧めします。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『聯合艦隊司令長官 山本五十六』公式サイト http://isoroku.jp/  

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ステキな金縛り@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでの映画鑑賞。今回は『ステキな金縛り』です。
 こちらは去年の10月29日から全国公開されています。ここポレポレホールでは,封切りから時間が経過した作品が上映されることが多いです。
 監督・脚本は三谷幸喜。主演は深津絵里西田敏行。他に阿部寛竹内結子中井貴一小日向文世などが出演。
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 冒頭からいきなり殺人事件が起こります。ある夜,双子の風子と鈴子(竹内さん:2役)がもみ合った末,鈴子が死亡。しかし,現場検証などから彼女の夫が殺人犯として逮捕され,宝生エミ(深津さん)が弁護を引き受けることに。エミは裁判で敗訴続き,がけっぷちの状態で臨むことになります。
 容疑者はアリバイを主張しますが,それが実に厄介な内容。殺人があった時間,人里離れたおんぼろ旅館で,落ち武者に上から乗られてずっと金縛りにあっていたと言うのです[たらーっ(汗)]
 それでもエミは証人を探すべく,しかばね荘に向かいます。その夜,寝付いたばかりの彼女の上にものしかかってくる者が。目を開けると,そこには落ち武者の幽霊(西田さん)。驚いたエミに突き飛ばされ,彼もビックリ仰天[がく~(落胆した顔)]
 その後の会話で,この落ち武者,戦国時代の北条家の侍大将・更科六兵衛であると分かります。無実の罪を着せられ,無念の死を遂げた彼は,同じ境遇の容疑者に同情,エミに協力し裁判で証言することに。
 しかしながら,六兵衛は幽霊。旅館の女将,タクシーの運転手,レストランのウェイトレス,エミの上司である速水(阿部さん)など,ほとんどの人には見えません。
 そして,エミと法廷で対決する検事・小佐野(中井さん)も,かたくなに幽霊の存在を否定します・・・

 【みなと】が三谷監督の作品を鑑賞するのは初めてですが,実に愉快でした[わーい(嬉しい顔)] 殺人事件の証人に幽霊を連れてくるといった,現実には絶対あり得ないストーリーも,面白おかしく展開するので,ついつい引き込まれていきます。
 『悪人』ではモントリオール国際映画祭の最優秀女優賞を獲得した深津さん2011年6月19日付けの記事をご参照ください),今回はダメ弁護士を可愛らしく熱演しています。何といっても,落ち武者との漫才のようなやり取りが最高。西田さんも,最初のうちは幽霊らしさを醸し出していましたが,途中からはお笑い芸人が仮装したみたい[exclamation&amp;question]になり,そこがまた良い味です[揺れるハート]
 中井さんや阿部さんも,ほとんどはクールなのですが,時折お茶目な演技をします[ムード]
 その他にも,三谷ファミリーの名優たちが数多く出演していて,映画を盛り立てています。個人的には,映画好きな「向こうの世界」の審査官を演じた小日向さんがgood!でした[るんるん]

 こちらの『ステキな金縛り』ポレポレホールでは2月24日(金)までの上映です。
 皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞くださいませ。理屈は抜きにして三谷ワールドの流れに乗れば,楽しめること請け合いです[かわいい]

 ポレポレホールは2箇所あり,現在は『ALWAYS 三丁目の夕日’64』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。
 なお,ホール内は空調が良く効きませんので,おいでの際は暖かい服装をなさるか,入り口にある毛布を利用なさるようお勧めします。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『ステキな金縛り』公式サイトhttp://www.sutekina-eiga.com/  

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ツレがうつになりまして。@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 本日は映画鑑賞の話です。笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでは,現在『ツレがうつになりまして。』を上映しております。
 こちらは去年の10月8日から全国公開されています。ここポレポレホールでは,封切りから時間が経過した作品が上映されることが多いです。
 主演は宮﨑あおい堺雅人。他に大杉漣余貴美子田山涼成犬塚弘などが出演。
 原作は細川貂々。監督は佐々部清。
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 漫画家の髙崎晴子(宮﨑さん)と会社員である夫の“ツレ”(本名は幹男:堺さん)は結婚5年目。マイペースな晴子とちがって,ツレはすごい几帳面。毎朝作るお弁当に入れるチーズや,職場に締めていくネクタイも,曜日ごとに決めています[たらーっ(汗)] 家族は他に,イグアナの“イグ”がいます。
 ある日,ツレは「背中が痛い」「眠れない」「食欲がない」と訴えます。ツレの会社はコンピューターのソフトウェアを販売していて,彼は苦情処理係。しつこいクレーマーに悩まされながらも手抜きはしません[もうやだ~(悲しい顔)]
 夫の辛そうな様子を見かねた晴子は,病院に行くよう勧めます。そして,診断結果は「うつ病」。責任感が強すぎて,会社を「休めない」「辞められない」と嘆くツレでしたが,妻に「命令」され退職することに。その後,病状は一進一退を繰り返します。・・・

 「うつ」と聞くと,他人事とは思えません。実は【みなと】も10年ほど前,仕事のあまりの忙しさに心底嫌気がさし,心療内科に駆け込んだことがあります。結局は,栄養失調と低血圧が原因だったのですが・・・[たらーっ(汗)]
 宮﨑さんと堺さんの夫婦役は,数年前の大河ドラマ『篤姫』以来で息もピッタリ[揺れるハート] 途中で,晴子が何気なく発した言葉が原因で,ツレが大変なことになるのですが・・・あまり触れるとネタバレになるのでやめときますね[あせあせ(飛び散る汗)]
 この映画に出てくるドクター(田山さん)は,患者への説明が丁寧だと感じました。また,ご近所の骨董屋店主(犬塚さん)が,明治時代のガラス瓶を晴子に勧める場面のセリフ「この瓶の価値よりも,壊れなかったことが大切」 が印象に残りました。
 その他,大杉さんと余さんが,娘夫婦を陰に日向に支える両親役を好演しています[わーい(嬉しい顔)] 個人的には“イグ”がかわいかった[かわいい]

 こちらの『ツレがうつになりまして。』ポレポレホールでは1月27日(金)までの上映です。
 皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞くださいませ。うつ病についての描かれ方は賛否両論あるでしょうが,少なくとも病気を理解するイントロダクションにはなると感じております。

 ポレポレホールは2箇所あり,現在は『怪物くん 2D版』『源氏物語 千年の謎』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。
 なお,ホール内は空調が良く効きませんので,おいでの際は暖かい服装をなさるか,入り口にある毛布を利用なさるようお勧めします。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『ツレがうつになりまして。』公式サイトhttp://www.tsureutsu.jp/index.html  

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源氏物語 千年の謎@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールで現在上映中の『源氏物語―千年の謎』
 こちらは12月10日から全国公開されています。初日に鑑賞してまいりましたので,感想等を交えながらアップします。
 原作は紫式部,と言いたいところですが,クレジットによると高山由紀子(脚本も)。監督は鶴橋康夫。主演は生田斗真中谷美紀。他に東山紀之真木よう子田中麗奈多部未華子東儀秀樹などが出演。
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 平安時代,時の権力者は藤原道長(東山さん)。彼は,娘・彰子(しょうし)を一条天皇(東儀さん)の后とし,さらに皇子を設けるため,彰子に遣える紫式部(中谷さん)に物語を書くよう命じます。
 実は式部は若い頃,道長と関係を持ち,今でも心の奥底で惹かれています。彼女は「わが名は光」と名乗った道長をモデルとし,物語を紡ぎ始めました。
 ―主人公は,桐壺帝の第二皇子,光源氏(生田さん)。生母・桐壺更衣(真木さん)は帝の寵愛を一身に受けたものの,息子を生むとすぐに亡くなりました。幼い源氏は帝のもとに引き取られ,母と生き写しである藤壺女御(真木さん:二役)に可愛がられながら育ちました。―
 物語に魅了された天皇は足しげく彰子のもとに通い,彼女は見事に懐妊。道長は式部に「もう続きを書かなくても良い」と言います。しかし式部は,自分の意思とは無関係に筆を走らせ続けます。
 ―成人した源氏は帝の臣下となり,恋い慕うようになった藤壺にもめったに会えなくなりました。左大臣の娘である葵の上(多部さん)を正室としながらも,心は満たされず,様々な女性のもとを遍歴します。才女の誉れ高い六条御息所(ろくじょうのみやすどころ:田中さん),しとやかで心優しい夕顔・・・しかし,御息所は恐ろしいほどに嫉妬深く,生霊となって夕顔を殺してしまいます。そして,源氏の子を身ごもった葵にも・・・

 この映画では,現実(紫式部や道長たちのいる世界)空想(光源氏と彼を取り巻く女達の世界)が交互に繰り広げられます。「光源氏=道長」とは,今までは考えたこともありませんでしたが,ストーリーの展開としては説得力があります。
 源氏役の生田さんはイケメンですが,せりふ回しがスムーズだともっと良かったかも[もうやだ~(悲しい顔)]
 しかし,紫式部役の中谷さん,六条御息所役の田中さんはすごかった[がく~(落胆した顔)] 式部が本心を隠しながら道長と相対する場面が印象的。嫉妬心で我を忘れた御息所の悲恋,義理の息子を愛するようになる藤壺の苦悩・・・物語に登場する女達は,いわば式部の分身なんですね。
 そうした現実と空想を行き来できる存在が,陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明。その登場には思わず笑ってしまいました。
 個人的には,東儀さんが笙を奏でるシーンが気に入りました。画面の中で,空気が一変します。

 こちらの『源氏物語 千年の謎』ポレポレホールでの上演期間は決まっておりませんので,分かり次第アップします。 →1月27日(金)までの上映です。
 皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞くださいませ。源氏物語は過去にも何度か映画化されていますので,そうしたものと見比べてみると良いかもしれません[かわいい]

 ポレポレホールは2箇所あり,現在は『怪物くん 2D版』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。
 なお,ホール内は空調があまり効いておりませんので,おいでの際は暖かい服装をなさるか,入り口にある毛布を利用なさるようお勧めします。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『源氏物語 千年の謎』公式サイトhttp://www.genji-nazo.jp/index.html  

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映画『神様のカルテ』@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 前回に続きまして,笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでの映画鑑賞の話になります。
 今回は『神様のカルテ』。ここポレポレホールでは,全国公開から時間を経過した映画が1か月程度上映されることがあります。
 原作は夏川草介(現役のドクターとのこと),監督は深川栄洋。主演は櫻井翔宮﨑あおい。他に柄本明加賀まりこなどが出演。
 テーマ曲は辻井伸行が担当しています。
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 長野県松本市にある本庄病院。ここに勤務する栗原一止(いちと:櫻井さん)は,夏目漱石を愛読するちょっと変わった内科医。同僚の医師や看護師達と協力して,激務の日々をこなしています。彼が夜間勤務の時は,救急患者が普段より多く集まってしまうため,「引きの栗原」とあだ名されています[たらーっ(汗)]
 そんな一止の心を癒すのは,間もなく新婚1年目を迎える写真家の妻・榛名(はるな:宮﨑さん)。明るい笑顔と丁寧な言葉遣いで,一止ばかりでなく,二人が下宿している「御嶽荘」の住人たちをも和ませています。
 ある日一止は,上司の貫田(柄本さん)から,大学病院で研修を受けるよう手配されます。そこで偶然診察した安曇(加賀さん)は,末期の胆のうガンで,すでに手の施しようがない状態。研修を終え,本庄病院に戻った彼のところに,再び彼女があらわれ,ここに入院させてくれるよう頼み込みます…

 「医者不足が招く超過密勤務状態」「大学病院における力関係」「病状ばかり見て患者を診ない医師」・・・現代医療の問題を挙げていくと,どこかのテレビドラマで描かれた世界になりますね[もうやだ~(悲しい顔)] この映画では,「患者目線の医師」と言った理想が展開されますが,そんなに深刻な感じはありませんでした。淡々としているようで,本当は心にズッシリ悩みを抱えている一止を,櫻井さんが好演しています。
 また宮﨑さんの,さりげなく夫を支える妻もいいですね。相手の気持ちを理解していても,深くは踏み込まない…現代における理想的なパートナーだと思います。
 柄本さんや加賀さんも,脇役ながら素晴らしい演技でストーリーを引き締めています
 最終的に一止が下した決断は,おそらく現実にはありえないと思いますが,この映画の流れでは一応説得力を持っていました。詳しいことは,見てのお楽しみ[るんるん]
 個人的には,二人の住まいとなっている御嶽荘が気に入りました。古い旅館を改装して下宿にしたようで,快適さからは程遠いかもしれませんが,何となく「ここに帰ってきたい[揺れるハート]」と思わせる雰囲気[ムード] 

 こちらの『神様のカルテ』ポレポレホールでは11月25日(金)までの上演となっております。皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞くださいませ。
 ホールは2箇所あり,現在は『デンデラ』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『神様のカルテ』公式サイトhttp://www.kamisamanokarute-movie.jp/index.html?type=fc  

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映画『デンデラ』@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 笠間市にある笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでは,封切りから時間を経過した映画が上映されることがあります。
 先日は『デンデラ』を鑑賞しました。こちらは大人でも1,000円で見ることができます[るんるん]

 原作は佐藤友哉。監督は天願大介。主演は浅丘ルリ子,他に草笛光子山本陽子倍賞美津子,赤座美代子などが出演。
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 今は昔,日本のとある寒村。ここでは,70歳になると山に捨てられるという掟があります。斎藤カユ(浅丘さん)も,雪道を息子に背負われながら山に入り,寒さに震えながら「極楽浄土」と必死に唱え,やがて倒れてします。
 ・・・目を覚ましたカユは,自分が生きていることに驚きます。そして,彼女より先に捨てられたはずの老女達が次々と現れます。ここはデンデラと名づけられた共同体で,その長は,30年前にやはり山に入ったはずの三ツ屋メイ(草笛さん)。100歳になるはずの彼女が元気でいることにカユは反発を覚えます。
 メイは,自分たちを捨てた村人に復讐することを計画してデンデラをつくりました。そして,カユが来て入居者が50人になったことを機に,村の襲撃を宣言。浅見ヒカリ(山本さん)らほとんどの老女たちが加わりますが,椎名マサリ(倍賞さん)ら数名は反対。村人を殺すより,自分たちが冬を生き延びるための食糧を蓄えるべきだと主張します。
 死ぬつもりだったカユはどちらの意見にも従えずにいましたが,かつての親友である黒井クラ(赤座さん)との再会をつうじてデンデラになじんでいきます。しかしそんな折,この場所を熊が襲ってきます・・・

 この映画のテーマは「姥捨山には,続きがあった」。【みなと】の記憶にある姥捨山の話は,殿様の命により一度山に捨てたおばあさん(おじいさん)を孝行息子が秘かに連れ帰り,数々の難題にも老人ならではの知恵を持って解決し,お年寄りが役立たずでないことを証明して「めでたしめでたし」[るんるん]
 しかし『デンデラ』は,そんな生易しいものではありません[もうやだ~(悲しい顔)]「男は役に立たない」と言って見捨てられたまま(これには納得しちゃったりして[たらーっ(汗)])。自分たちを寒山に置き去りにした村人への復讐に燃え,ヤリ稽古に励む老婆群。熊に襲われ,危機的状態に陥ったデンデラ。そして,雪崩までも・・・正直,かなり重たいです[もうやだ~(悲しい顔)] 
 そんな状況の中でも,力を合わせ,知恵と勇気で困難を乗り切ろうとするシーンは素晴らしいです。日本は今,若者より中高年(特に女性)が元気と言われますが,この映画もそのことを感じさせてくれます。

 こちらの『デンデラ』ポレポレホールでは11月18日(金)までの上演となっております。 → 11月25日(金)までとなりました。 また,来年にはDVDなども販売されるようです。
 皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞いただきたいのですが,血みどろのシーンが多数出てきますので(画面全体が暗いのではっきりはしませんが),そういったものが苦手な方は避けた方がよろしいかも。
 ホールは2箇所あり,現在は『神様のカルテ』も上映されています。
 
  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『デンデラ』公式サイトhttp://dendera.jp/index.html  

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