聯合艦隊司令長官 山本五十六@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]
映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六(れんごうかんたいしれいちょうかん やまもといそろく)』は2011年12月23日から全国公開されています。笠間市の笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでも今月25日から上映されておりますので,先日鑑賞してきました。
原作・監修は半藤一利,監督は成島出。主演は役所広司,他に玉木宏,柄本明,柳葉敏郎,香川照之,原田美枝子,中原丈雄などが出演。
1939(昭和14)年夏,大陸での対中戦線が泥沼状態の日本では,「日独伊三国同盟を結ぶべし」といった声が日増しに高まりつつありました。ドイツの威光で,中国を後押しするソ連やアメリカの力をそごうと考えていたのです。
強硬推進派の陸軍,マスコミ,そして「世論」。一方,海軍次官である山本五十六(役所さん)は博識で,ヒットラーが自著(=『わが闘争』)で日本を見下しているのを了解していました。彼は主張します。 もしドイツと手を結べは,国力ではるかに勝るアメリカとの戦いは避けられず,日本は亡びる。 軍内部からも噴出する同盟締結を求める声を,彼は米内大臣(柄本さん),井上軍務局長(柳葉さん)とともに必死で抑え込みます。
東京日報(=新聞社)の記者である真藤(玉木さん)は,宗像主幹(香川さん)と一緒に山本を取材しながら,次第に彼の人間性に惹かれていくようになります。
やがて,ドイツとソ連が不可侵条約を結んだことで同盟話は沈静化しましたが,山本は聯合艦隊司令長官となり,瀬戸内海で旗艦「長門(ながと)」の指揮を執ることに。日清戦争時代から戦場を経験している彼は,久しぶりの「船」に心安らぐものを感じながらも,先行き不透明な状況を憂います。
結局,1940(昭和15)年9月に三国同盟は締結されます。その翌年には独ソ不可侵条約が破棄され,国内では次第に「アメリカとの戦争止む無し」と言った空気が支配し始めます。山本は苦悩しながらも,ある結論を出します。アメリカとの無謀な戦いは何としても避けたいが,どうしても避けられないなら,短期間で講和に持ち込める戦術を・・・
【みなと】は太平洋戦争関係についてはかなり無知で,山本五十六についても「連合艦隊の指揮官」と言うことしか知りませんでした。
今回の映画で,戦争反対派の彼が皮肉にも開戦の中心人物になったことが分かりました。しかし,戦いながらも常に先のこと(=和平締結)を読む態度には共感しました。この思考力は,おそらく将棋で鍛えられたのでしょうね(劇中にも何度か出てきました)。
それに国際情勢にも詳しく,真珠湾攻撃(1941年12月8日)は必ず宣戦布告をもって行われるよう,外務省に何度も念を押しました。結果として山本が恐れていた事態になってしまったことは,歴史の語るとおりですが…
また劇中には,戦闘シーンとともに食事の場面も数多く出てきて,重苦しい雰囲気を和らげています。
山本が妻(原田さん)や子供達とともにちゃぶ台を囲むシーンは,ほのぼのします 他にも郷里(=新潟県長岡)の水まんじゅう,干し芋や干し柿も登場・・・役所さんの食べっぷり,実に食欲をそそります
特に印象的だったのは,戦艦の中で部下とお茶漬けを食べる場面。敗戦の責任を感じひたすら首を垂れる南雲司令官(中原さん)に対し,山本は「お茶漬けは熱いうちがうまいぞ」と言って勧めます。南雲がゆっくり茶碗を取り,大泣きしながら口にするのを微笑みながら見つめ,自分もご飯をかき込んでいました。
こちらの『聯合艦隊司令長官 山本五十六』,ポレポレホールでは3月23日(金)までの上映となっております。
皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞くださいませ。太平洋戦争初期に関し目からウロコ状態になること必至です。
ちなみに【みなと】が鑑賞した時間帯は,いつもはガラガラの観客席が比較的混んでおりました。年配のご夫婦連れが多かったですね。
ホールは2箇所あり,現在は『ALWAYS 三丁目の夕日’64』も上映されています。
入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。
なお,ホール内は空調が良く効きませんので,おいでの際は暖かい服装をなさるか,入り口にある毛布を利用なさるようお勧めします。
ポレポレホール
住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階
電話:0296-70-1750
スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
『聯合艦隊司令長官 山本五十六』公式サイト http://isoroku.jp/
原作・監修は半藤一利,監督は成島出。主演は役所広司,他に玉木宏,柄本明,柳葉敏郎,香川照之,原田美枝子,中原丈雄などが出演。
1939(昭和14)年夏,大陸での対中戦線が泥沼状態の日本では,「日独伊三国同盟を結ぶべし」といった声が日増しに高まりつつありました。ドイツの威光で,中国を後押しするソ連やアメリカの力をそごうと考えていたのです。
強硬推進派の陸軍,マスコミ,そして「世論」。一方,海軍次官である山本五十六(役所さん)は博識で,ヒットラーが自著(=『わが闘争』)で日本を見下しているのを了解していました。彼は主張します。 もしドイツと手を結べは,国力ではるかに勝るアメリカとの戦いは避けられず,日本は亡びる。 軍内部からも噴出する同盟締結を求める声を,彼は米内大臣(柄本さん),井上軍務局長(柳葉さん)とともに必死で抑え込みます。
東京日報(=新聞社)の記者である真藤(玉木さん)は,宗像主幹(香川さん)と一緒に山本を取材しながら,次第に彼の人間性に惹かれていくようになります。
やがて,ドイツとソ連が不可侵条約を結んだことで同盟話は沈静化しましたが,山本は聯合艦隊司令長官となり,瀬戸内海で旗艦「長門(ながと)」の指揮を執ることに。日清戦争時代から戦場を経験している彼は,久しぶりの「船」に心安らぐものを感じながらも,先行き不透明な状況を憂います。
結局,1940(昭和15)年9月に三国同盟は締結されます。その翌年には独ソ不可侵条約が破棄され,国内では次第に「アメリカとの戦争止む無し」と言った空気が支配し始めます。山本は苦悩しながらも,ある結論を出します。アメリカとの無謀な戦いは何としても避けたいが,どうしても避けられないなら,短期間で講和に持ち込める戦術を・・・
【みなと】は太平洋戦争関係についてはかなり無知で,山本五十六についても「連合艦隊の指揮官」と言うことしか知りませんでした。
今回の映画で,戦争反対派の彼が皮肉にも開戦の中心人物になったことが分かりました。しかし,戦いながらも常に先のこと(=和平締結)を読む態度には共感しました。この思考力は,おそらく将棋で鍛えられたのでしょうね(劇中にも何度か出てきました)。
それに国際情勢にも詳しく,真珠湾攻撃(1941年12月8日)は必ず宣戦布告をもって行われるよう,外務省に何度も念を押しました。結果として山本が恐れていた事態になってしまったことは,歴史の語るとおりですが…
また劇中には,戦闘シーンとともに食事の場面も数多く出てきて,重苦しい雰囲気を和らげています。
山本が妻(原田さん)や子供達とともにちゃぶ台を囲むシーンは,ほのぼのします 他にも郷里(=新潟県長岡)の水まんじゅう,干し芋や干し柿も登場・・・役所さんの食べっぷり,実に食欲をそそります
特に印象的だったのは,戦艦の中で部下とお茶漬けを食べる場面。敗戦の責任を感じひたすら首を垂れる南雲司令官(中原さん)に対し,山本は「お茶漬けは熱いうちがうまいぞ」と言って勧めます。南雲がゆっくり茶碗を取り,大泣きしながら口にするのを微笑みながら見つめ,自分もご飯をかき込んでいました。
こちらの『聯合艦隊司令長官 山本五十六』,ポレポレホールでは3月23日(金)までの上映となっております。
皆様も機会がありましたら,是非お近くの劇場でご鑑賞くださいませ。太平洋戦争初期に関し目からウロコ状態になること必至です。
ちなみに【みなと】が鑑賞した時間帯は,いつもはガラガラの観客席が比較的混んでおりました。年配のご夫婦連れが多かったですね。
ホールは2箇所あり,現在は『ALWAYS 三丁目の夕日’64』も上映されています。
入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。
なお,ホール内は空調が良く効きませんので,おいでの際は暖かい服装をなさるか,入り口にある毛布を利用なさるようお勧めします。
ポレポレホール
住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階
電話:0296-70-1750
スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
『聯合艦隊司令長官 山本五十六』公式サイト http://isoroku.jp/
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