SSブログ
茨城県笠間市・プレイスポット ブログトップ
前の10件 | 次の10件

小川の辺@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 日本映画『小川の辺(ほとり)』は,7月2日から全国公開されております。笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでも10月1日から上映中です。
 実は毎月1日は映画の日,ということで,【みなと】もこの映画を1000円で鑑賞してきました[るんるん]
 
 原作は藤沢周平監督は篠原哲雄(『山桜』)。主演は東山紀之菊地凜子,他に勝地涼,片岡愛之助,尾野真千子などが出演。
DSC03392.JPGDSC03394.JPG
 江戸時代の東北地方,海坂(うなさか)藩。藩士である戌井朔之助いぬい・さくのすけ:東山さん)は藩命を受けます。それは,妹・田鶴たず:菊地さん)の夫で,脱藩した親友の佐久間(片岡さん)を討つこと。佐久間は,侍医にいいように操られている藩政を心配し直訴を行ったため,藩主の怒りを買ってしまったのです。
 たとえ御上の意向に逆らったとはいえ,佐久間の行動は正論であり,その彼を切らなくてはならないのか。しかも田鶴は,子供の頃から朔之助たちとともに剣術を学んでいて,なかなかの遣い手。手向かってくるに違いない・・・朔之助は悩みますが,結局は藩命に従うことにしました。そんな彼を,妻(尾野さん)は言葉少なに,でも愛情たっぷりに[揺れるハート]見守ります。
 翌朝,朔之助は奉公人の新蔵しんぞう:勝地さん)とともに江戸に旅立ちます。実は新蔵は,秘かに田鶴を想っていて,彼女の身を非常に心配していたのです。
 行程100里(約400キロメートル)ののち下総(今の千葉県)の行徳宿に到着。朔之助たちは田鶴と佐久間を探すこととなりますが・・・

 【みなと】は映像化された藤沢作品『山桜』も鑑賞しましたが,東山さんの殺陣に再び感心させられました[ぴかぴか(新しい)] 佐久間との決闘シーンはすごい迫力でハラハラ[あせあせ(飛び散る汗)] 菊地さんも,女だてらに真剣をふりまわす田鶴を熱演[爆弾]
 また,出演俳優の所作の美しさも見事です。特に尾野さんが,夫や義父母を支えようとする控えめな妻を好演しています。新蔵の奉公人としての振る舞いも好いですね。昔の日本人の動作はこんなに素晴らしかったんだ~と感動させられました。
 最近の【みなと】は着物に関心を持っておりますが,武士の妻たちは質素な模様をきりりと着こなしていて理想的[かわいい]

 今,「時代劇は視聴率が取れない」と言われているようですが,藤沢作品は現代にも通じるものがあり,若い人でも十分楽しめると思います。ただ,画面が全体的に暗かったのが残念[もうやだ~(悲しい顔)] 江戸時代の雰囲気を出すためだと思いますが,もう少し明るい映像でもよいのでは?

 こちらの『小川の辺』ポレポレホールでは10月28日(金)までの上演となっております。皆様も機会がありましたら,ぜひお近くの劇場でご鑑賞くださいませ。
 ホールは2箇所あり,現在は『星守る犬』『コクリコ坂から』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『小川の辺』公式サイトhttp://www.ogawa-no-hotori.com/index.html  

コメント(0) 
共通テーマ:地域

コクリコ坂から@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 本日未明,大きな揺れで目が覚めました。午前4時ちょっと前,福島県沖で最大震度5弱を観測しております[もうやだ~(悲しい顔)] 

 さて,今日は映画鑑賞についての記事になります。
 ジブリのアニメーション映画『コクリコ坂から』は,7月16日から全国公開されており,笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでも上映中です。
 この映画を先週見てきましたので,感想を交えながらご紹介。

 企画・脚本は宮崎駿監督は宮崎吾朗(『ゲド戦記』)。声の出演は長澤まさみ岡田准一など。
 主題歌は手嶌葵。また,坂本九のヒット曲『上を向いて歩こう』が挿入されています。
DSC02589.jpgDSC02590.jpg
 舞台は1963年(昭和38年)の横浜。松崎海(うみ=愛称はメル:長澤さん)は高校2年生。自宅は下宿屋で,朝は早起きして朝食を作り,学校から帰ると夕食を用意し…と,お手伝いさんと力を合わせながら切り盛り中( ← 若いのにしっかりした娘さん[わーい(嬉しい顔)]。そして彼女は,沖を走る船に向けて毎朝信号旗を上げるのを日課としています。そうすることで,朝鮮戦争で亡くなった父親が戻ってくるような気がしているのです。
 一方,同じ高校の3年には風間俊(しゅん:岡田さん)がいます。無鉄砲なようでも筋の通った行動をとる彼は,女生徒から人気を集めており,ふとしたきっかけで,メルも彼に好意を寄せるようになります。しかし実は,この二人には思わぬ縁がありました…
 ところで俊は,生徒会長の水沼とともに新聞部に所属しています。その部室がある歴史的建築物=愛称カルチェ・ラタンが取り壊されそうになります。メルは自分の下宿屋と比較し,汚れきったカルチェ・ラタンを掃除するよう提案。女生徒の協力を得てピカピカによみがえった建物も,強硬に建て替えを推進されそうになり,メル,俊と水沼はある行動に出ます…

 映画の背景となっているのは,東京オリンピック前年の日本。と言うことで,木造の電車や横断歩道などが出てきます。公害を連想させるシーンも。日本の高度経済成長期であり,その様子が随所に表現されています。
 また,学生達もエネルギッシュで,学校の方針に逆らって集会を行ったり(先生にはバレないよう気を使っている[たらーっ(汗)],はたまた授業をさぼったり。それを必要悪と認めてくれる大人も存在したり。
 主人公のニックネームであるメルは,フランス語のMER(=海)が由来なんですね。カルチェ・ラタン“Quartier latin”も仏語。この頃の日本はやたらとフランス語を使いたがっていたのでしょうか???

 個人的に印象的だったのは,カルチェ・ラタンの大掃除シーン。実は【みなと】はこの映画を見て,連休中に自宅の掃除を決行しました[わーい(嬉しい顔)] しかし,猛暑のためかなり疲れてしまい,おかげでブログ更新が遅れ気味になっております[もうやだ~(悲しい顔)]

 その他に恋愛模様や出生の秘密など,いろんな要素が盛り込まれている『コクリコ坂から』。ややメルヘンチックな展開ではありますが,機会がありましたら皆様にもご覧いただけたらと考えております。
 ある程度の年代の方はノスタルジーを感じられるでしょうし,若い人には「こんな時代もあったんだ」と,昭和の歴史を学習?するのに良い…かもしれません[あせあせ(飛び散る汗)]
 こちらポレポレホールでの上演期間は決まっておりませんが,分かり次第アップいたします。 →10月21日(金)までとなりました。
 ホールは2箇所あり,現在は『ポケットモンスター ビクティニと黒き英雄』『同 ビクティニと白き英雄』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『コクリコ坂から』公式サイト  http://kokurikozaka.jp/

nice!(55)  コメント(16)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

告白@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 非常に暑い日が続きますが,皆様お変わりございませんか?
 昨日(2011年7月9日)は,関東地方でも梅雨明けが宣言されました。いよいよ夏本番です。

 さて,このような猛暑を吹き飛ばしてくれるような映画を先日鑑賞しました[モバQ][モバQ][モバQ]
 タイトルは『告白』。場所は笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホール。この映画は昨年の6月から全国公開されており,既にDVDなども発売されているようですが,ここポレポレホールでは,このような封切りから時間がたった映画も短期間上映されております。
 監督は中島哲也(『下妻物語』『嫌われ松子の一生』など),原作は湊かなえ。主演は松たか子,他に木村佳乃岡田将生などが出演。
DSC02359.JPGDSC02360.JPG
 3月下旬,とある中学校の修了式直後,1年B組のホームルーム。37人の生徒は,担任の森口(松さん)が一生懸命話をしているにもかかわらず,ガヤガヤと騒いでいます(今はどこでもこのような状態なのでしょうか…[たらーっ(汗)])。
 森口が突如「私は今日で教師を辞めます」と言ったところから,クラスの空気がやや変わり始めます。彼女の話は続き,2月に娘が校内のプールで死んだことにも触れます。そして,衝撃の告白…「娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。」[目]
 その犯人とされる二人:少年A及び少年B。実名こそ出さなかったものの,生徒達には誰だかすぐわかり,携帯電話のメールが飛び交います。
 二人とも14歳未満で,法律で罰することができません。警察の判断を覆す気もないことから,森口は独自に恐ろしい復讐方法を考え出しました…。

 その後の“告白”は,森口のほか,少年Bの母(木村さん),新学期になり新しく担任となった寺田良輝(=ウェルテル:岡田さん),犯人達のクラスメイトである少女A,そして少年B,少年Aと続きます。

 鑑賞して改めて感じたのは,中学1年生ともなれば,もはや「こども」ではない,と言うこと。己のことを振り返ってみると,13歳なら考えることは大人とさほど変わりませんから。
 本来ならば,そのような思春期を迎えた子供を,親や教師など周囲の大人がコントロールして良い方向に導いて行くはずなのですが,この映画では,逆に大人の情けなさが目につきます。特にウェルテルの「KY(=空気読めない)」ぶりには,こちらがハラハラしました[あせあせ(飛び散る汗)]
 やはり強烈なのは,(元)担任である森口が,様々な方法で犯人の少年二人に復讐していくところ。「教師は聖職者」といった固定観念とはかけ離れており,彼らに関わる人々が巻き込まれていきます。しかし,森口の“告白”を聞いていると,そのような手段を使わざるを得なかった心境に同情の念も生じます。
 フィクションとはいえ,見終わって寒気がしました。怪談よりもゾッとする展開です[がく~(落胆した顔)] ですが,現代の教育現場は崩壊していると聞いておりますから,あながち「作り話」ともいえないのかも…[もうやだ~(悲しい顔)] 

 こちらの『告白』,ポレポレホールでは7月15日(金)までの上演となっております。皆様にも機会がありましたら是非ご覧いただきたいのですが,あまりにも「ぶっとぶ」ストーリーなので,子供さん単独では鑑賞しない方が良いかも[あせあせ(飛び散る汗)]
 ホールは2箇所あり,現在は『わさお』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『告白』公式サイト
    http://kokuhaku-shimasu.jp/index.html

nice!(50)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

わさお@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 皆様,いかがお過ごしでしょうか?【みなと】は最近,暑さのために思考力が低下し,ブログの更新&皆様のところへのご訪問が滞っております。この場にて深くお詫び申し上げます[もうやだ~(悲しい顔)]

 さて,本日は映画鑑賞を話題にいたします。
 『わさお』は今年3月5日から全国公開されております。この映画が6月25日から笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでも上映されておりますので,先日見て参りました。
 この映画は,“ブサかわ(=ブサイク&かわいい)”秋田犬きくやわさおが主演。他に薬師丸ひろ子甲本雅裕鈴木砂羽笹野高史などが出演。
DSC02348.JPGDSC02349.JPG

 青森県鰺ヶ沢町のある家庭で飼われていた子犬のシロは,ある事件がきっかけで,捨てられるような形で東京に引き取られます。しかし,元の飼い主の少年に会うため家出し,はるばる青森まで旅をします。
 その間に成犬となったシロ(わさお)は,鰺ヶ沢の町民から「白いライオン」と言われるようになります。また,20年前から捨て犬を拾っていると言うセツ子(薬師丸さん)は,ワサワサした毛並から「わさお」と呼びます。
 大きな体をして人々とは距離を置き,しかしどこか愛嬌を感じさせるわさおは,たちまち注目の的に。
 そんな折,町のあちこちにクマが出没するようになり,マタギ(笹野さん)はセツ子に,クマを傷つけないようわさおをつないで飼うよう忠告します。
 また,尚子(鈴木さん)は,街の活性化のために行われるトライアスロンイベントに参加するよう達也(甲本さん)を誘い,「一番になったらお嫁さんになってあげる[揺れるハート]」と宣言します…

 【みなと】は,「わさお」の話は聞いたことがありますが,全体像をしっかり見るのはこの映画が初めて。「ブサかわ」と呼ばれていますが,本当に一度目にすると忘れがたい印象的な顔ですね[たらーっ(汗)]映画の中でわさおの“ねぶた”が出てきますが,こちらもキュートです[かわいい]
 わさおは,演技については全くの素人犬とのことですが,素朴ながらも味わいのある,人間でいうなら高倉健さんのような雰囲気,と感じました[わーい(嬉しい顔)]もちろん,それは周りの名優たちのカバーにもよるのでしょうけれど[ぴかぴか(新しい)]

 こちらの『わさお』,ここポレポレホールでは7月13日(水)までの上演となっております。大きなスクリーンで鑑賞すると,わさおのブサかわぶりに思いっきり胸キュン[揺れるハート]できます。犬好きでない方でも楽しめるストーリー展開になっておりますので,機会がありましたら是非ご覧いただきたいと思います[ムード]
 ホールは2箇所あり,現在は『告白』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『わさお』公式サイト
    http://www.wasao-movie.com/index.html

nice!(28)  コメント(16)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

悪人@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 映画『悪人』は昨年の9月11日から全国公開されており,現在はDVDなども販売されているようです。この映画が昨日から,笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでも上映されておりますので,早速鑑賞してきました。
 原作は吉田修一,監督は李相日,音楽は久石譲。主演は妻夫木聡深津絵里。他に岡田将生満嶋ひかり柄本明樹木希林などが出演。
DSC02307.JPGDSC02309.JPG

 清水祐一(妻夫木さん)は,長崎のはずれの漁村で土木作業員をしながら,祖父母と暮らしています。そんな彼は,髪を金髪に染め,白いスポーツカーを乗り回しながら,出会い系サイトで知り合った福岡の保険外交員・佳乃(満嶋さん)と関係を持ちます。
 一方,佐賀の紳士服量販店で働く馬込光代(深津さん)は,職場とアパートを往復するだけの退屈な日々を送っています。そんな時,やはり出会い系の中で,灯台の話で気が合った祐一と会う決心をします。
 この二人,恋の進展を予感させた矢先に,佳乃の殺人事件が絡んできて,逃避行するはめになります。そこに,佳乃の父(柄本さん)や,彼女が本命視していた福岡の大学生・増尾(岡田さん),そして祐一の祖母(樹木さん)も巻き込まれ,話が思わぬ方向に進んでいきます…。

 この映画のテーマは「誰が本当の“悪人”なのか?」です。単純に考えれば「殺人を犯した祐一だろう」となるのでしょうが,そうとは言い切れません。話が進行するうちに,殺された佳乃も,そのきっかけをつくった増尾も“悪人”に見えてきます。光代ですら一瞬“悪人”ではないのか,と思わせるシーンがありました。
 そしてその結果…おっと,これ以上はネタバレになるので省略いたします[たらーっ(汗)]
 主演の深津さん,昨年のモントリオール国際映画祭で最優秀女優賞を受賞なさったそうですが,鑑賞してみてその理由が何となくわかりました。小さなことに喜びを見出そうとしたり,切ないときは悲しそうな顔をしたり…観客をグイグイ引き込んでいきます[わーい(嬉しい顔)] 妻夫木さんも深津さんに触発されて,だんだんお芝居が上手くなったようです[かわいい]
 そして柄本さん,樹木さんも名脇役として,主人公のお二人を支えています。

 こちらの『悪人』,ここポレポレホールでは7月1日(金)までの上演となっております。大きなスクリーンで鑑賞すると,出演者の心理状況が手に取るようにわかりますので,皆様にもお勧めします[ムード]
 ホールは2箇所あり,現在は『毎日かあさん』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『悪人』公式サイト
    http://www.akunin.jp/index.html#/TopScene

nice!(40)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

太平洋の奇跡@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 昨日,笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールで映画鑑賞をしました。
 タイトルは『太平洋の奇跡』。この映画は2月11日から全国公開されているようです。ここポレポレホールでは,封切りから時間が経過した作品も1か月程度上映されており,『太平洋の奇跡』は6月17日(金)まで鑑賞することができます。

 監督は平山秀幸。主演は竹野内豊。他に唐沢寿明井上真央中嶋朋子などが出演。
DSC02287.JPGDSC02288.JPG
 時は1944(昭和19)年6月,太平洋戦争末期のサイパン島。日本の重要基地であるこの地にアメリカ軍が上陸,激戦となります。
 追い詰められた日本軍は7月7日,約4千人の兵による総攻撃,いわゆる「バンザイ突撃」を敢行。兵士のほとんどが戦死し,この時点でサイパン島の日本軍は玉砕したものと思われました。そして,多くの民間人は米軍の捕虜となることを拒否,北部にあるマッピ岬の崖から投身自殺を図ります(この崖は後に「バンザイ・クリフ」と呼ばれるようになります)。
 しかしながら,この突撃でも生き残った日本兵がいました。大場栄大尉(竹野内さん)は,堀内一等兵(唐沢さん)ら仲間と共に,タッポーチョ山に隠れる民間人を守ることとしました。そこには,家族を米兵に殺害された青野(井上さん)や,足の悪い母親と暮らす奥野(中嶋さん)らが住んでいます。
 少ない兵士と武器を駆使しながら,不屈の魂を抱いて粘り強く戦う日本軍。その中心となる大場。米兵達は彼のことを,畏敬の念を抱きながら「フォックス」と呼びます…

 この映画は史実を元にしているそうです。【みなと】はこの映画を見るまで,サイパン島の日本軍は完全玉砕したと考えていました。もちろん,大場大尉のことも全く知りませんでした。
 追い詰められながらも冷静に状況を判断し,常に最善の策を取ろうとする大場大尉。演じる竹野内さんがめちゃカッコ良かった[揺れるハート] 対照的に,唐沢さんは肉体派の演技で,これもGood!
 また,米兵への憎しみをむき出しにしながらも,看護婦としての職務を全うしようとする青野。この役の井上さんは,現在NHKの連ドラ『おひさま』にご出演中ですが,この映画でもイメージの異なる役を好演しています。
 残念だったのは,アメリカ人俳優の日本語が聞き取りにくかったこと。「日本に2年間留学した経験があり,日本人のこともよくわかる」と言う役柄でしたので,もう少しゆっくりお話になればよかったかも[もうやだ~(悲しい顔)]

 この『太平洋の奇跡』,現在上映している劇場はあまりないようですが,いずれDVD化されると思いますので,その際には皆様にもご覧いただきたいと思います。映画全般に戦闘シーンが多いので,そういうものが苦手な方にはお勧めしにくいのですが[たらーっ(汗)]
 スクリーンでの鑑賞をご希望なら,期間は短いですが是非ともポレポレホールへ。
 ホールは2箇所あり,現在は『毎日かあさん』も上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『太平洋の奇跡』公式サイト
    http://www.taiheiyo-no-kiseki.jp/index.html

nice!(44)  コメント(42)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

毎日かあさん@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールは,主に映画館として利用されていて,封切りから時間が経過した作品も1か月程度上映されております。
 昨日からは『毎日かあさん』が始まりました。この映画は2月5日から全国公開されているようです。ここポレポレホールでは6月24日(金)まで鑑賞することができます。
 原作は西原理恵子。同名のアニメもテレビ放送されてますね。監督は小林聖太郎。主演は小泉今日子永瀬正敏。他に正司照枝田畑智子などが出演。
DSC02135.JPGDSC02137.JPG

 主人公のサイバラ(小泉さん)は,漫画家であり2人の子供を育てる母でもあります。アシスタントの愛ちゃん(田畑さん)や高知県からやってきた母親のトシエ(正司さん)に助けられながら,超多忙な毎日を送っています。子供は,やんちゃ坊主とおしゃまな女の子[るんるん]
 実はサイバラには,元戦場カメラマンの夫・カモシダ(永瀬さん)がいますが,酒を浴びるほど飲んでは血を吐き入院…の繰り返し。退院してきて「もう酒はやめる!」と宣言しながらもまた手を出してしまう,アルコール依存症に陥っていました。サイバラはそんな旦那に呆れながらも,かつては熱愛し,また子供達の父親でもあることから大目に見てきました。
 しかしある日,酔って幻覚を見たカモシダが子供たちにまで手をあげそうになり,サイバラはついに離婚を決心します。カモシダも,依存症を克服するための更生施設に入ることを自分で決めます。家族はバラバラになりながらも,うまくいくように思えたのですが…

 この映画,実話が元になっているそうですが,どんな深刻な状況でも前向きに乗り切ろうとするサイバラが良いですね。思わず笑ってしまうシーンが何回もあります。小泉さんが好演しています[揺れるハート]
 その一方で,過去のトラウマに悩まされてそこから抜け出せない,いわゆる「だめんず」[もうやだ~(悲しい顔)]カモシダ役の永瀬さんも熱演。主演のお二人は,元夫婦のせいもあるのでしょうか,息がぴったり[るんるん]
 家庭に入った女性は職業婦人,妻,母親,ご近所や学校では〇〇ちゃんのお母さん…と何役もこなせる。その一方で,男は一役すら満足にこなせない(最近の若い人はそうでもないかな[たらーっ(汗)])。よく言われることですが,この映画でもその事実を改めて認識しました。

 この『毎日かあさん』,9月にはDVDなどが発売になるようです。
 スクリーンでの鑑賞をご希望なら,是非ともポレポレホールへ。【みなと】が見た時間帯は家族連れが比較的多かったですが,子供さん達は途中で飽きてしまった様子。まあ,内容は大人向けでしょう[あせあせ(飛び散る汗)]
 ホールは2箇所あり,現在は『太平洋の奇跡』が上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。

  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『毎日かあさん』公式サイト
    http://kaasan-movie.jp/

nice!(46)  コメント(21)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

武士の家計簿@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールで現在上映中の映画,『武士の家計簿』について。
 この映画は昨年12月4日から全国公開されているようです。ここポレポレホールでは,封切りから時間が経過した作品も1か月程度上映されております(終了日は分かり次第アップします → 3月18日(金)までとなりました)。
 原作は茨城大学準教授・磯田道史の著書『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』(新潮新書)。監督は森田芳光(『家族ゲーム』『阿修羅のごとく』)。主演は堺雅人仲間由紀恵。他に松坂慶子中村雅俊草笛光子西村雅彦などが出演。
BushinoKakeibo2.jpgBushinoKakeibo1.jpg

 江戸時代は天保年間。主人公の猪山直之(いのやま なおゆき:堺さん)は加賀藩の下級武士で御算用者(現代で言うところの経理係)。父・信之(中村さん)とともに前田家の財政担当として日々の勤めに励んでいます。その律儀な勤務態度から「そろばんバカ」と呼ばれる始末[がく~(落胆した顔)]
 そんな直之に縁談が舞い込みます。相手は,彼が通う剣術道場の師範・西永与三八(西村さん)の一人娘,お駒(仲間さん)。明るく働き者の彼女は,ふとしたきっかけで知り合った直之に好意を抱き,猪山家に嫁ぐことを決意。二人はいい感じの夫婦となります[揺れるハート]
 ちょうど婚儀の前の頃,加賀藩では飢饉に絡んだ備蓄米の不正処理が行われていて,この件を公にして解決しようとした直之は左遷されそうになります。しかし,様々な政治的思惑が絡んで,結局事件は表ざたになり,彼は思わぬ昇進の機会を得ます[わーい(嬉しい顔)]
 ところが,偉くなればなるほど金子がかかる,というのが武家社会の悲しい定め。直之と信之とのダブルインカムにも関わらず,息子が生まれたことなどもあり,猪山家の台所事情は火の車に[ふらふら]
 ある日直之は家族を集め,重大決心を伝えます。猪山家の借金問題を解決するため「家計簿を毎日細かくつける」「家財道具のうち必要最小限の物以外は売り払う」等々・・・ 

 この映画を見ると,江戸末期の武士の「本当の」暮らしぶりがわかります。体面や親戚付き合いを重んじた結果,どこの家もかなりの借金を抱えていたのですね。
 それでも「お家の取り潰しだけは防ぎたい」との信念を貫く直之の態度には感心します。最初は倹約生活を嫌がっていた父や母・常(松坂さん)も従わざるを得なくなります。
 何より,お駒が必死で夫を支えようとする姿には胸を打たれました。また,祖母(草笛さん)が「ご明算!」と言って協力する姿勢も好感が持てます。
 着物や装飾品をほとんど売り払う前後で猪山家の様子が一変するのには,悲しいながらも笑えました。
 映画は幕末から明治初期までを描いており,当時の社会状況や,子供の教育についても知識を得ることができます。
 
 この『武士の家計簿』,機会がありましたら皆様にもご覧いただきたいです。【みなと】も2年前から家計簿をつけていて,この映画から学ぶところが多くありました。皆様にとっても,ご家庭の経済や教育等の問題に解決のヒントを与えてくれるかもしれませんね。
 スクリーンでの鑑賞をご希望なら,是非ともポレポレホールへ。【みなと】が見た時間帯は,ご夫婦連れが比較的多かったですね。
 ホールは2箇所あり,現在は『大奥』が上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。
 なお,ホール内は暖房の調子がよくないので,できるだけ暖かい服装でおいでになることをお勧めします。ひざ掛け用の毛布は入口で貸してもらえます。
 
  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『武士の家計簿』公式サイト
    http://www.bushikake.jp/index.php

nice!(36)  コメント(17)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

大奥@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 今回は笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールで上映されている映画の話です。
 昨日『大奥』を鑑賞しました。
 この映画は昨年10月1日から全国公開されているようです。ここポレポレホールでは,封切りから時間が経過した作品も1か月程度上映されており,『大奥』は3月4日(金)までとなっております。
 原作はよしながふみの漫画。監督は金子文紀,主演は二宮和也,柴咲コウ。他に堀北真希,佐々木蔵之介,倍賞美津子などが出演。
Ooku1.jpgOoku2.jpg 
 時は江戸・徳川将軍の治世「赤面疱瘡」という原因不明の病気が大流行し,男子の人口が四分の一にまで激減。すべてが男女逆転となりました。力仕事は女の役目。男は子孫を残すことが主な役割で,いわゆる売春行為が蔓延。吉原の花魁(おいらん)さえ男,の有様。
 さて,七代将軍・家継の時代。貧乏な旗本の長男である水野祐之進(二宮さん)は19歳,剣術に熱中し武士道を追い求める稀有な青年。いずれは婿養子としてどこぞへ嫁がなければなりませんが(家督は女が相続するんです!),実は大問屋の娘,お信(のぶ:堀北さん)と互いに心を寄せ合っています。しかし,その恋は叶いそうにもありません。
 そんな水野が,家の窮乏を救うため,またお信への想いを断ち切るため,「大奥」に上ることを決意。
 徳川の血を絶やさぬため,一人の女将軍のもと,3,000人の美男が集められた女人禁制の男の園,大奥(実際は800人とのことでしたが,それでも多い[あせあせ(飛び散る汗)])。そこは,しきたりや序列に厳しい一方,野望や嫉妬が渦巻く世界。 
 わずか7歳である将軍からの寵愛は期待できず,その欲望のはけ口とするため,また上司に取り入るため,男色がはびこっています。そんな中,水野は文武両道に才能を発揮,大奥総取締である藤波(佐々木さん)からも期待を持たれ,将軍に姿を見せることの出来る御中臈(おちゅうろう)にまで出世。
 やがて家継が逝去,幕政の改革を胸に秘めた吉宗(柴咲さん)が八代将軍として紀州から迎えられます。その吉宗が大奥に初お目見えした時,ふとした事件がきっかけで水野にお声がかかりますが…。

 【みなと】は原作漫画を読んだことはありませんが,やはり男女逆転と言うのには憧れます。「組織のトップが女。組織を動かすのも女」と言う設定が気に入りました[わーい(嬉しい顔)]
 大奥については様々な本から知識を得ていましたが,この映画でもリアルに描かれています。男と女の役割が入れ替わっているだけで,あとは時代考証に基づいたシリアスな展開になってるそうです。
 吉宗役の柴咲さん,現在フジテレビ系のドラマ『外交官 黒田康作』に出演中です(【みなと】家では毎週見ています[かわいい])が,この映画でもイメージの全く異なる役を好演しています。吉宗役というと松平健さんや西田敏行さんを思い浮かべてしまいますが,柴咲さんも彼らに負けないほど強烈[たらーっ(汗)] 特に節約志向を打ち出す場面は,女性なのでより説得力があります。
 個人的には,水野家の筆頭役である倍賞さんの演技に好感を持ちました。
 
 この『大奥』,4月8日にはDVDが販売&レンタル開始となりますので,機会がありましたら皆様にもご覧いただきたいです。
 大きなスクリーンでの鑑賞をご希望なら,是非ともポレポレホールへ。お客さんがそんなに多くないので,泣いているところを見られたくない方にオススメします。
 ホールは2箇所あり,現在は『最後の忠臣蔵』などが上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また,60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。 
  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『大奥』公式サイト
    http://ohoku.jp/

nice!(23)  コメント(25)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

最後の忠臣蔵@ポレポレホール [茨城県笠間市・プレイスポット]

 映画最後の忠臣蔵は12月18日から全国公開されていて,笠間ショッピングセンターポレポレシティ2階にあるポレポレホールでも上映中です。昨日,この映画を鑑賞してまいりました。
  原作は池宮彰一郎,監督は杉田成道,音楽は加古隆。主演は役所公司,他に佐藤浩市,桜庭ななみ,安田成美,山本耕史,片岡仁左衛門などが出演。
LastChushingura20101223-1.jpgLastChushingura20101223-2.jpg

 元禄15年12月(西暦では1703年1月)に起こった赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件,世に言う「忠臣蔵」から16年。この討ち入りに加わりながら切腹を許されなかった寺坂吉右衛門(佐藤さん)は,「浪士の遺族を探しあてて金銭を援助し,さらに討ち入りの真実を伝えろ」という大石内蔵助(片岡さん)の命に従い諸国を渡り歩いています。
 最後の遺族との面談の帰り,吉右衛門は瀬尾孫左衛門(役所さん)を見かけます。孫左衛門は吉右衛門とともに討ち入り参加を固く誓い合いながら,なぜか決行前日に逐電(逃亡)していたのでした。
 その孫左衛門,素性を隠して商人となり,一人の娘・可音(かね:桜庭さん)を育てています。孫左衛門の対応から,彼女は身分が高い人の忘れ形見であることがわかりますが,本当のことは誰にも明かそうとはしません。孫左衛門は,近所に住む「ゆう」(安田さん)と一緒に,可音に行儀作法や教養を施します。おかげで16歳になった彼女は,どこに嫁いでも恥ずかしくないほど高貴で美しい娘となりました。
 ある日人形芝居を見に行った可音は,大坂一の豪商である茶屋四郎次郎の息子(山本さん)に見初められ,縁談を持ちかけられます。しかし彼女は首を縦に振りません。実は可音には好きな男性がいるとのこと・・・。

 話のベースは「忠臣蔵の外伝」と言ったところですが,孫左衛門と可音,ゆうとの関わりが,ふと『源氏物語』をほうふつさせました[揺れるハート]加古さんの曲がストーリーの流れにピッタリで,しっとりとした趣をかもし出しています。
 また,近松門左衛門の人形浄瑠璃『曽根崎心中』が随所に出てきますが,これも映画のキーポイントとなっています。
 それから,可音の所作や孫左衛門の扱う骨董品,ゆうがしたためる書の文字などがとても美しい[ぴかぴか(新しい)]この映画を通じて「古き良き日本を世界にアピールする」といった意気込みが感じられます。
 主演の役所さんや佐藤さんもステキですが,この映画の重心は,内蔵助を演じた片岡さんにあるように思えましたね。
 ちょっと残念だったのは,結末が予想どおりだったこと。まあ「忠臣蔵」ですから,ある程度仕方ないのかな・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

 映画『最後の忠臣蔵』,皆様にも是非ご覧いただきたいです。ここポレポレホールならお客さんがそんなに多くないので,すいているのが好みの方,泣いているところを見られたくない方には良いでしょう
 ホールは2箇所あり,現在は『SPACE BATTLESHIP ヤマト』が上映されています。
 入場料は大人1700円ですが,レディースデー(月曜日)やメンズデー(水曜日)は1000円になります。また60歳以上の方は,証明書を提示すれば1000円でOK。ポレポレカードやイオンカードを提示すれば,300円割引もしてくれます。その他にも割引があります。 
 なお,ホール内は暖房の調子がよくないので,できるだけ暖かい服装でおいでになることをお勧めします。ひざ掛け用の毛布は入口で貸してもらえます。
  ポレポレホール
    住所:茨城県笠間市赤坂8番地 笠間ショッピングセンター ポレポレシティ2階  
    電話:0296-70-1750    
    スケジュール:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/
    割引サービス:http://www9.ocn.ne.jp/~polepole/sabisu.html
   『最後の忠臣蔵』公式サイト
    http://wwws.warnerbros.co.jp/chushingura/

nice!(35)  コメント(31)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域
前の10件 | 次の10件 茨城県笠間市・プレイスポット ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。