モーリス・ユトリロと魅惑の風景画@笠間日動美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]
前回,緑内障についての記事をアップしましたところ,皆様から激励&アドバイスのコメントをいただきました。すべて非表示にしてありますが,本当にありがとうございました
また,nice!は閉じてしまいましたが,多数のご訪問をいただきまして,こちらも重ねてお礼申し上げます。これからブログを続けていくうえでの非常な励みになります
皆様のところへの訪問は遅くなるかもしれませんが,必ずお邪魔いたします。今後ともよろしく願いいたします
なお皆様も,くれぐれも目を大切になさってくださいね
さて,茨城県笠間市にある笠間日動美術館で開催中の企画展「モーリス・ユトリロと魅惑の風景画」を鑑賞してきましたので,その様子をお伝えします。
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
【みなと】は,ユトリロの名前は知っていましたが,具体的にどんな絵を描いているのかはピンときませんでした。
第一会場(企画展示館1階)には彼の経歴(1883‐1955)に関するパネルがありましたが,読んでビックリ 「私生児として出生→母に愛人→アルコール中毒」といった内容。そして,治療のため絵画を始め,独学により風景画を学んだとのこと。初期のころは,ピサロやシスレーと言った画家からも影響を受けたそうです。
会場に展示されていた作品は,建物と通りを一枚に描いたものが多かったです。澄んだ空と,白基調の建築物がモチーフ。やや暗めのものもありましたが,どちらかと言うと明るい色調。「アル中から何とか立ち直りたい」とするユトリロの精神状態が表現されているのかもしれませんね。
印象に残ったのは,『プール・レ・ゼシャルモー(ローヌ県)』『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』『サノワの通り』の3点でした。
第一会場内には他に,バルビゾン派,印象派,フォービズム(野獣派),エコール・ド・パリの絵画も展示されています。【みなと】が好きな画家コローの『三人の農婦』やルノワール『西洋かりんの木』などが鑑賞できます(この2点は,上記のホームページにも掲載されています)。また,レオナール・フジタ(藤田嗣治)やシャガールの作品もありました。
企画展示館の2階には「明治・大正・昭和の留学生たち」と題して白瀧幾之助(ターナーの模写),正宗得三郎(シスレーの模写)や佐伯祐三の油絵などがかけられています。
また「戦後,パリの具象作家たち」のコーナーでは,アンドレ・ブラジリエの『ルーベーニュの公園』や佐藤泰生の『ベニス(屏風)』は,色遣いの斬新さが印象に残りました。
「モーリス・ユトリロと魅惑の風景画」は11月23日(水)まで開催されております。東西両方の著名な油彩画家の作品に触れることができますので,皆様も是非足をお運びください。
笠間日動美術館の敷地内には,別棟で「日本館」「フランス館」があり,やはり国内や海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。
なお,2011年9月17日現在,日本館は2階までしか入場できませんのでご注意くださいませ。
芸術作品鑑賞後は,館内にあるCafe de l'aube (カフェ・ド・ローブ) で小休止。今回はアイスティー(400円)とピーチピーチ(390円)を注文しました。
アイスティーはアールグレイで,とても良い香り。またケーキは,桃のゼリーと生クリームがお口の中でフンワリ。どちらもおいしかったです
笠間日動美術館
住所:茨城県笠間市笠間978-4 郵便番号:309-1611
TEL 0296(72)2160
開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分)
*駐車場あり
また,nice!は閉じてしまいましたが,多数のご訪問をいただきまして,こちらも重ねてお礼申し上げます。これからブログを続けていくうえでの非常な励みになります
皆様のところへの訪問は遅くなるかもしれませんが,必ずお邪魔いたします。今後ともよろしく願いいたします
なお皆様も,くれぐれも目を大切になさってくださいね
さて,茨城県笠間市にある笠間日動美術館で開催中の企画展「モーリス・ユトリロと魅惑の風景画」を鑑賞してきましたので,その様子をお伝えします。
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
【みなと】は,ユトリロの名前は知っていましたが,具体的にどんな絵を描いているのかはピンときませんでした。
第一会場(企画展示館1階)には彼の経歴(1883‐1955)に関するパネルがありましたが,読んでビックリ 「私生児として出生→母に愛人→アルコール中毒」といった内容。そして,治療のため絵画を始め,独学により風景画を学んだとのこと。初期のころは,ピサロやシスレーと言った画家からも影響を受けたそうです。
会場に展示されていた作品は,建物と通りを一枚に描いたものが多かったです。澄んだ空と,白基調の建築物がモチーフ。やや暗めのものもありましたが,どちらかと言うと明るい色調。「アル中から何とか立ち直りたい」とするユトリロの精神状態が表現されているのかもしれませんね。
印象に残ったのは,『プール・レ・ゼシャルモー(ローヌ県)』『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』『サノワの通り』の3点でした。
第一会場内には他に,バルビゾン派,印象派,フォービズム(野獣派),エコール・ド・パリの絵画も展示されています。【みなと】が好きな画家コローの『三人の農婦』やルノワール『西洋かりんの木』などが鑑賞できます(この2点は,上記のホームページにも掲載されています)。また,レオナール・フジタ(藤田嗣治)やシャガールの作品もありました。
企画展示館の2階には「明治・大正・昭和の留学生たち」と題して白瀧幾之助(ターナーの模写),正宗得三郎(シスレーの模写)や佐伯祐三の油絵などがかけられています。
また「戦後,パリの具象作家たち」のコーナーでは,アンドレ・ブラジリエの『ルーベーニュの公園』や佐藤泰生の『ベニス(屏風)』は,色遣いの斬新さが印象に残りました。
「モーリス・ユトリロと魅惑の風景画」は11月23日(水)まで開催されております。東西両方の著名な油彩画家の作品に触れることができますので,皆様も是非足をお運びください。
笠間日動美術館の敷地内には,別棟で「日本館」「フランス館」があり,やはり国内や海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。
なお,2011年9月17日現在,日本館は2階までしか入場できませんのでご注意くださいませ。
芸術作品鑑賞後は,館内にあるCafe de l'aube (カフェ・ド・ローブ) で小休止。今回はアイスティー(400円)とピーチピーチ(390円)を注文しました。
アイスティーはアールグレイで,とても良い香り。またケーキは,桃のゼリーと生クリームがお口の中でフンワリ。どちらもおいしかったです
笠間日動美術館
住所:茨城県笠間市笠間978-4 郵便番号:309-1611
TEL 0296(72)2160
開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分)
*駐車場あり
2011年夏の春風萬里荘(笠間日動美術館分館)その2 [茨城県笠間市・文化スポット]
本日は,2011年8月11日に続きまして,茨城県笠間市にある笠間日動美術館の分館である春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)に関する記事になります。
*水色の部分をクリックすると別ページが表示されます
こちらは,日本家屋も素晴らしいですが,庭は緑が豊かで,猛暑日でも木陰は涼しかったです。
下のブタの彫刻は,【みなと】の「特にお気に入り」です
建物内部は撮影禁止ですが,中から外に向かっては撮影可となっています。日本家屋から写したものをアップします。
敷地内ではキキョウ,野菊,さるすべりなどの花も見かけました。
池にある蓮は2,3輪しか咲いていませんでした。ピンボケ気味ですがご容赦を
裏庭の様子も
写真をざっと掲載しましたが,夏の春風萬里荘の雰囲気は伝わりましたでしょうか?
今回はかさま観光周遊バスに再乗車するまで40分しかなかったため,庭をじっくり見て周る時間がありませんでした。昨夏の様子は,2010年8月7日付けの記事をご参照くださいませ。
皆様も笠間日動美術館などにおいでになる機会がありましたら,足を伸ばしてこちらへもお立ち寄りください。
*水色の部分をクリックすると別ページが表示されます
春風萬里荘(笠間日動美術館分館)
http://www.nichido-garo.co.jp/shunpu/index.html
住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村内
TEL 0296(72)0958
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館受付は4時30分まで)
冬季(12,1,2月)は、午前10時~午後4時(入場は3時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日),年末年始
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約30分「春風萬里荘」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より徒歩約20分(タクシー利用で約5分)
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線経由約10分
*水色の部分をクリックすると別ページが表示されます
こちらは,日本家屋も素晴らしいですが,庭は緑が豊かで,猛暑日でも木陰は涼しかったです。
下のブタの彫刻は,【みなと】の「特にお気に入り」です
建物内部は撮影禁止ですが,中から外に向かっては撮影可となっています。日本家屋から写したものをアップします。
敷地内ではキキョウ,野菊,さるすべりなどの花も見かけました。
池にある蓮は2,3輪しか咲いていませんでした。ピンボケ気味ですがご容赦を
裏庭の様子も
写真をざっと掲載しましたが,夏の春風萬里荘の雰囲気は伝わりましたでしょうか?
今回はかさま観光周遊バスに再乗車するまで40分しかなかったため,庭をじっくり見て周る時間がありませんでした。昨夏の様子は,2010年8月7日付けの記事をご参照くださいませ。
皆様も笠間日動美術館などにおいでになる機会がありましたら,足を伸ばしてこちらへもお立ち寄りください。
*水色の部分をクリックすると別ページが表示されます
春風萬里荘(笠間日動美術館分館)
http://www.nichido-garo.co.jp/shunpu/index.html
住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村内
TEL 0296(72)0958
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館受付は4時30分まで)
冬季(12,1,2月)は、午前10時~午後4時(入場は3時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日),年末年始
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約30分「春風萬里荘」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より徒歩約20分(タクシー利用で約5分)
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線経由約10分
2011年夏の春風萬里荘(笠間日動美術館分館)その1 [茨城県笠間市・文化スポット]
【みなと】は笠間日動美術館の友の会会員となっており,会員証を提示すると,1年間に10回までは無料で入場できます。
また,会員には定期的に企画展の案内が送付されます。先日送られてきた中に,日動美術館の分館である春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)で8月2日から「陶の音色」を実施,と書かれていたので,昨日出かけてみました。
この春風萬里荘は【みなと】家からは比較的近く,自転車でも行ける距離ですが,今回は猛暑だったのでかさま観光周遊バスを利用しました。
*水色の部分をクリックすると別ページが表示されます
こちらの建物,もともとは,著名な書家・陶芸家等である北大路魯山人(きたおうじ・ろさんじん)が住居としていた約300平方メートルの茅葺き民家。昭和40(1965)年,北鎌倉からこの場所に移築し,魯山人が好んだ言葉から「春風萬里荘」と名付けたとのこと。
【みなと】も最近,日本家屋の素晴らしさに目覚め,このような家を好むようになりました。詳しくは2010年8月6日付けの記事をご参照ください( ← 水色の部分をクリックすると別ページが表示されます)。
今回,門をくぐると,カランカランと爽やかな音が響いてきました。建物の出入り口に風鈴が10個ぶら下げてあります。
日動美術館の学芸員便りでも紹介されていますように,この風鈴は笠間焼でできているとのこと。金属やガラスのものとは異なる,何とも心地よい音色です。
ここでは,建物の外側については写真撮影可とのことですので,風に舞う様子を動画で撮影しました。軽やかな音色をお聞きくださいませ。
よく見ると,パンダや貝殻等を模していて,とてもかわいらしいです。
陶製の風鈴は,北側の廊下にも飾られています。
これらの風鈴は,8月21日まで展示されているということです。また,1個1,050円で販売されており,【みなと】はパンダ型を購入しました(その写真は省略いたします)
日本家屋は手入れが大変なことと思いますが,訪れる人に安らぎを与えてくれます。
ちなみに,こちらは東日本大震災でも,ほんの少ししかダメージを受けなかったそうです。震度6強の地震で,周囲は屋根や塀が壊れた家が多かったのに…
やはり,昔の建物でも,手をかけて造られたものは違うのでしょうね。
次回は,春風萬里荘の庭の様子をお伝えします。
春風萬里荘(笠間日動美術館分館)
http://www.nichido-garo.co.jp/shunpu/index.html
住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村内
TEL 0296(72)0958
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館受付は4時30分まで)
冬季(12,1,2月)は、午前10時~午後4時(入場は3時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日),年末年始
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約30分「春風萬里荘」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より徒歩約20分(タクシー利用で約5分)
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線経由約10分
また,会員には定期的に企画展の案内が送付されます。先日送られてきた中に,日動美術館の分館である春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)で8月2日から「陶の音色」を実施,と書かれていたので,昨日出かけてみました。
この春風萬里荘は【みなと】家からは比較的近く,自転車でも行ける距離ですが,今回は猛暑だったのでかさま観光周遊バスを利用しました。
*水色の部分をクリックすると別ページが表示されます
こちらの建物,もともとは,著名な書家・陶芸家等である北大路魯山人(きたおうじ・ろさんじん)が住居としていた約300平方メートルの茅葺き民家。昭和40(1965)年,北鎌倉からこの場所に移築し,魯山人が好んだ言葉から「春風萬里荘」と名付けたとのこと。
【みなと】も最近,日本家屋の素晴らしさに目覚め,このような家を好むようになりました。詳しくは2010年8月6日付けの記事をご参照ください( ← 水色の部分をクリックすると別ページが表示されます)。
今回,門をくぐると,カランカランと爽やかな音が響いてきました。建物の出入り口に風鈴が10個ぶら下げてあります。
日動美術館の学芸員便りでも紹介されていますように,この風鈴は笠間焼でできているとのこと。金属やガラスのものとは異なる,何とも心地よい音色です。
ここでは,建物の外側については写真撮影可とのことですので,風に舞う様子を動画で撮影しました。軽やかな音色をお聞きくださいませ。
ダウンロードは🎥こちら
よく見ると,パンダや貝殻等を模していて,とてもかわいらしいです。
陶製の風鈴は,北側の廊下にも飾られています。
これらの風鈴は,8月21日まで展示されているということです。また,1個1,050円で販売されており,【みなと】はパンダ型を購入しました(その写真は省略いたします)
日本家屋は手入れが大変なことと思いますが,訪れる人に安らぎを与えてくれます。
ちなみに,こちらは東日本大震災でも,ほんの少ししかダメージを受けなかったそうです。震度6強の地震で,周囲は屋根や塀が壊れた家が多かったのに…
やはり,昔の建物でも,手をかけて造られたものは違うのでしょうね。
次回は,春風萬里荘の庭の様子をお伝えします。
春風萬里荘(笠間日動美術館分館)
http://www.nichido-garo.co.jp/shunpu/index.html
住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村内
TEL 0296(72)0958
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館受付は4時30分まで)
冬季(12,1,2月)は、午前10時~午後4時(入場は3時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日),年末年始
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約30分「春風萬里荘」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より徒歩約20分(タクシー利用で約5分)
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線経由約10分
涼の音色 ~ アートに聴く夏の上手な過ごし方@笠間日動美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]
茨城県笠間市にある笠間日動美術館では現在,企画展「涼の音色 ~ アートに聴く夏の上手な過ごし方」が開催されています。
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
今年の夏は,大幅な電力不足への対策として「節電」が叫ばれています。【みなと】は体質的に冷房が苦手ですが,それでも猛暑日や熱帯夜にはエアコンのスイッチを押したくなります
今回の企画展のポスターを見た時,「美術品を鑑賞して涼しくなれば良いな」と単純に考えて出かけていきました。
企画展示館1階の作品の中で特に印象的だったのは,奥入瀬の風景を描いたものです。
佐竹徳の『奥入瀬』と金山平三の『奥入瀬の渓流』。この2作品は,上記の案内ホームページも掲載されています。金山氏の絵画は,他に『晩夏の奥入瀬』がありました。
他の風景画では,山下大五郎『田園の風景』が棚田を,山本貞『森の静寂』が森と湖を表現しており,一服の涼が得られます。
また人物画では,着物姿の女性が良かったですね。林武の『婦人像(扇を持つ)』は紺の浴衣をまとって凛としており,湯浅一郎の『緑陰』では若い農婦(あるいはお手伝いさん?)が木陰で休んでいる場面が描写されています。
他に,奥谷博の『河豚』,高橋由一の『本牧海岸』も記憶に残りました。
ポスターにもなった満谷国四郎の『かぐや姫』,山の端にかかった中秋の名月を眺めて嘆き悲しむかぐや姫を,竹取の翁が心配している様子を描いています。色調も涼しげですが,この後のストーリーを想像するうちに,何だか悲しく寒々した気分になりました
ところで,この展示館の2階では,「館蔵名品展 ― 山岡コレクションを中心に ― 」が開催されています。コレクターの山岡さんは,ヤンマー前会長の山岡孫吉氏のこと。
こちらには,司馬江漢,川上冬崖,浅井忠,山本芳翠,山下りんなどの作品が展示されています。
「涼の音色」展は9月8日(木)まで開催されております。「芸術作品から涼を得たい」とお考えの方,足を運ばれてはいかがでしょうか。
笠間日動美術館の敷地内には,別棟で「日本館」「フランス館」があり,国内や海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。
なお,2011年7月30日現在,日本館は2階までしか入場できませんのでご注意くださいませ。
笠間日動美術館
住所:茨城県笠間市笠間978-4 郵便番号:309-1611
TEL 0296(72)2160
開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分)
*駐車場あり
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
今年の夏は,大幅な電力不足への対策として「節電」が叫ばれています。【みなと】は体質的に冷房が苦手ですが,それでも猛暑日や熱帯夜にはエアコンのスイッチを押したくなります
今回の企画展のポスターを見た時,「美術品を鑑賞して涼しくなれば良いな」と単純に考えて出かけていきました。
企画展示館1階の作品の中で特に印象的だったのは,奥入瀬の風景を描いたものです。
佐竹徳の『奥入瀬』と金山平三の『奥入瀬の渓流』。この2作品は,上記の案内ホームページも掲載されています。金山氏の絵画は,他に『晩夏の奥入瀬』がありました。
他の風景画では,山下大五郎『田園の風景』が棚田を,山本貞『森の静寂』が森と湖を表現しており,一服の涼が得られます。
また人物画では,着物姿の女性が良かったですね。林武の『婦人像(扇を持つ)』は紺の浴衣をまとって凛としており,湯浅一郎の『緑陰』では若い農婦(あるいはお手伝いさん?)が木陰で休んでいる場面が描写されています。
他に,奥谷博の『河豚』,高橋由一の『本牧海岸』も記憶に残りました。
ポスターにもなった満谷国四郎の『かぐや姫』,山の端にかかった中秋の名月を眺めて嘆き悲しむかぐや姫を,竹取の翁が心配している様子を描いています。色調も涼しげですが,この後のストーリーを想像するうちに,何だか悲しく寒々した気分になりました
ところで,この展示館の2階では,「館蔵名品展 ― 山岡コレクションを中心に ― 」が開催されています。コレクターの山岡さんは,ヤンマー前会長の山岡孫吉氏のこと。
こちらには,司馬江漢,川上冬崖,浅井忠,山本芳翠,山下りんなどの作品が展示されています。
「涼の音色」展は9月8日(木)まで開催されております。「芸術作品から涼を得たい」とお考えの方,足を運ばれてはいかがでしょうか。
笠間日動美術館の敷地内には,別棟で「日本館」「フランス館」があり,国内や海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。
なお,2011年7月30日現在,日本館は2階までしか入場できませんのでご注意くださいませ。
笠間日動美術館
住所:茨城県笠間市笠間978-4 郵便番号:309-1611
TEL 0296(72)2160
開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分)
*駐車場あり
第21回日本陶芸展@茨城県陶芸美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]
現在,台風6号が猛威を振るっております。関東地方にもかなり接近する様子。我が【みなと】家も東日本大震災でダメージを受けておりますので,気になります
そんな状況ですが,本日は茨城県笠間市にある茨城県陶芸美術館を記事にいたしました。
現在こちらでは,企画展『第21回日本陶芸展 C-1 ~ 日本陶芸界の実力日本一を決める!』が開催されています。
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp//exhibition/21th/index.html
「C-1だなんて,どこかのマネしいだな~」と思いつつも,日本中の才能ある陶芸作家の作品が見られるとあって,先日の猛暑の中出かけていきました
日本陶芸展は1971年から隔年で開催されており,その目的は実力日本一の陶芸作家を選定することにあります。今回で第21回を迎え,公募作品から選ばれた135点に招待作品13点を加えた148点が展示されています。
過去の大賞受賞者には松井康成(茨城県)などがおり,当時の審査員には川端康成,白洲正子といった著名人も名を連ねていたとのこと。
展覧会は,公募部門と招待部門で構成されています。
公募部門はさらに第1部の伝統部門(伝統を踏まえた創作作品),第2部の自由造形部門(用途にとらわれない自由な造形による作品),そして第3部の実用部門(民芸・クラフト・プロダクトなど用途を持つあらゆる実用的な陶磁器)に分かれています
大賞・桂宮賜杯受賞者の石橋裕史の作品『彩刻磁鉢“瀝瀝”』は,上記のホームページにも掲載されています。快晴の空を切り取って大きな盃にしたような,澄んだ美しさが印象的でした。
石橋氏は,第17回展(2003年)に次ぐ2度目の大賞受賞という本展初の快挙を成し遂げたとのことです。
こちらの伝統部門では,板谷波山や松井康成と良く似た作品をお見受けしましたが,色使いや文様はオリジナリティを発揮なさっているようです。他に,小野隆治の『釉裏紅釉象嵌壺』は夕焼け空を,保立剛の『彩泥象嵌銀杏文鉢』はチーズケーキ?を,それぞれ連想しました。
一方,自由造形部門。受賞作品ではありませんが,水上幸仁の作品『夢より深く眠るため3』がちょっとセクシー。色んな場面が想像できますが,【みなと】はシンクロナイズドスイミング選手を思い浮かべました
また,坂口喜美子の『収穫』は,リンゴの虫食い状態やネットまでがリアルに製作されています。
第21回日本陶芸展は9月4日(月)まで開催されております。会場にはその他にも素敵な作品が展示されていますので,皆様もご来場になりじっくりとご鑑賞なさることをお勧めいたします
なお,館内の他のフロアでは,板谷波山や松井康成をはじめ,地元笠間を中心とした陶芸家の作品が展示されております。あわせてこちらもどうぞ。
茨城県陶芸美術館
住所:茨城県笠間市笠間2345
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約15分「工芸の丘 陶芸美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約8分「芸術の森」下車(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道 友部インターから10分/笠間西インターから15分
常磐自動車道 岩間インターから25分/水戸インターから30分
*駐車場あり
そんな状況ですが,本日は茨城県笠間市にある茨城県陶芸美術館を記事にいたしました。
現在こちらでは,企画展『第21回日本陶芸展 C-1 ~ 日本陶芸界の実力日本一を決める!』が開催されています。
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp//exhibition/21th/index.html
「C-1だなんて,どこかのマネしいだな~」と思いつつも,日本中の才能ある陶芸作家の作品が見られるとあって,先日の猛暑の中出かけていきました
日本陶芸展は1971年から隔年で開催されており,その目的は実力日本一の陶芸作家を選定することにあります。今回で第21回を迎え,公募作品から選ばれた135点に招待作品13点を加えた148点が展示されています。
過去の大賞受賞者には松井康成(茨城県)などがおり,当時の審査員には川端康成,白洲正子といった著名人も名を連ねていたとのこと。
展覧会は,公募部門と招待部門で構成されています。
公募部門はさらに第1部の伝統部門(伝統を踏まえた創作作品),第2部の自由造形部門(用途にとらわれない自由な造形による作品),そして第3部の実用部門(民芸・クラフト・プロダクトなど用途を持つあらゆる実用的な陶磁器)に分かれています
大賞・桂宮賜杯受賞者の石橋裕史の作品『彩刻磁鉢“瀝瀝”』は,上記のホームページにも掲載されています。快晴の空を切り取って大きな盃にしたような,澄んだ美しさが印象的でした。
石橋氏は,第17回展(2003年)に次ぐ2度目の大賞受賞という本展初の快挙を成し遂げたとのことです。
こちらの伝統部門では,板谷波山や松井康成と良く似た作品をお見受けしましたが,色使いや文様はオリジナリティを発揮なさっているようです。他に,小野隆治の『釉裏紅釉象嵌壺』は夕焼け空を,保立剛の『彩泥象嵌銀杏文鉢』はチーズケーキ?を,それぞれ連想しました。
一方,自由造形部門。受賞作品ではありませんが,水上幸仁の作品『夢より深く眠るため3』がちょっとセクシー。色んな場面が想像できますが,【みなと】はシンクロナイズドスイミング選手を思い浮かべました
また,坂口喜美子の『収穫』は,リンゴの虫食い状態やネットまでがリアルに製作されています。
第21回日本陶芸展は9月4日(月)まで開催されております。会場にはその他にも素敵な作品が展示されていますので,皆様もご来場になりじっくりとご鑑賞なさることをお勧めいたします
なお,館内の他のフロアでは,板谷波山や松井康成をはじめ,地元笠間を中心とした陶芸家の作品が展示されております。あわせてこちらもどうぞ。
茨城県陶芸美術館
住所:茨城県笠間市笠間2345
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約15分「工芸の丘 陶芸美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約8分「芸術の森」下車(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道 友部インターから10分/笠間西インターから15分
常磐自動車道 岩間インターから25分/水戸インターから30分
*駐車場あり
猫まみれ~ようこそ猫の迷宮へ~@笠間日動美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]
昨日,笠間日動美術館で開催されている企画展「猫まみれ~ようこそ猫の迷宮へ~」を見に行きました。
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
ポスターの「猫まみれ」というフレーズを初めて見た時,「なんじゃこりゃ」と思いました。「まみれ」と言うと,何となく下品なイメージがあったので…
しかしよく読んでみると,古今東西の猫をテーマとした美術作品を集めた「招き猫亭コレクション」の展示とのこと。【みなと】家にも猫がおりますご縁,早速足を運ぶことに
会場には,江戸時代末期から現代に至るまでの,日本人及び外国人作家の手による猫達が200点以上展示されています。
猫が主役のもの,擬人化されたもの,そして脇役,ほんのチョイ役などとして添えられているもの…実に豊富です。
特に印象的だったのは,筧本生の『猫とギャルソン』。赤ワインを運ぶ忙しそうなギャルソンと,それを樽の上で悠々と見つめる猫の対比が面白い。こちらは上記のホームページにも載っています。
八木原由美の『Friends』。テーブルの上の猫が,下にいるネズミに手を伸ばしている。食べようとしているのか,ちょっかいをしているだけなのか…
生田宏司は,子猫と子梟(ふくろう)を並べて描いていて,その表情はよく似ています。
また,フジコ・ヘミングや山本容子の作品もよかったですね
他に著名な芸術家であるレオナール・フジタ(藤田嗣治),岸田劉生,竹久夢二,浮世絵作家の歌川広重,歌川国芳らのものも展示されていて,彼らの猫好きの様子が伝わってきます。
ちなみに,上に掲載したポスターは横尾忠則の作品です。
2階には作家の寄せ書き(色紙)があって,安元亮祐のものは「猫がいる。ただそれだけで面白いのだ」「猫の性格を理解すれば毎日が愉快」などと書かれています。
招き猫亭コレクションは7月18日(月:祝日)まで開催されております。猫がお好きな方はもちろん,そうでない方も芸術鑑賞作品として楽しめるはずです。是非足をお運びくださいませ。
笠間日動美術館の敷地内には,別棟で「フランス館」があり,海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。
なお,こちらの美術館も,先日の東日本大震災で被害を受け,5月15日現在では日本館は休館となっておりますのでご注意ください。
中庭には,彫刻作品とあわせて様々な樹木が植えられており,それらの調和を楽しむこともですます。今の時期は新緑のカエデが非常にきれいです。
また,フランス館の屋上からも市を取り囲む山々が一望できます。
笠間日動美術館
住所:茨城県笠間市笠間978-4 郵便番号:309-1611
TEL 0296(72)2160
開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分)
*駐車場あり
http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
ポスターの「猫まみれ」というフレーズを初めて見た時,「なんじゃこりゃ」と思いました。「まみれ」と言うと,何となく下品なイメージがあったので…
しかしよく読んでみると,古今東西の猫をテーマとした美術作品を集めた「招き猫亭コレクション」の展示とのこと。【みなと】家にも猫がおりますご縁,早速足を運ぶことに
会場には,江戸時代末期から現代に至るまでの,日本人及び外国人作家の手による猫達が200点以上展示されています。
猫が主役のもの,擬人化されたもの,そして脇役,ほんのチョイ役などとして添えられているもの…実に豊富です。
特に印象的だったのは,筧本生の『猫とギャルソン』。赤ワインを運ぶ忙しそうなギャルソンと,それを樽の上で悠々と見つめる猫の対比が面白い。こちらは上記のホームページにも載っています。
八木原由美の『Friends』。テーブルの上の猫が,下にいるネズミに手を伸ばしている。食べようとしているのか,ちょっかいをしているだけなのか…
生田宏司は,子猫と子梟(ふくろう)を並べて描いていて,その表情はよく似ています。
また,フジコ・ヘミングや山本容子の作品もよかったですね
他に著名な芸術家であるレオナール・フジタ(藤田嗣治),岸田劉生,竹久夢二,浮世絵作家の歌川広重,歌川国芳らのものも展示されていて,彼らの猫好きの様子が伝わってきます。
ちなみに,上に掲載したポスターは横尾忠則の作品です。
2階には作家の寄せ書き(色紙)があって,安元亮祐のものは「猫がいる。ただそれだけで面白いのだ」「猫の性格を理解すれば毎日が愉快」などと書かれています。
招き猫亭コレクションは7月18日(月:祝日)まで開催されております。猫がお好きな方はもちろん,そうでない方も芸術鑑賞作品として楽しめるはずです。是非足をお運びくださいませ。
笠間日動美術館の敷地内には,別棟で「フランス館」があり,海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。
なお,こちらの美術館も,先日の東日本大震災で被害を受け,5月15日現在では日本館は休館となっておりますのでご注意ください。
中庭には,彫刻作品とあわせて様々な樹木が植えられており,それらの調和を楽しむこともですます。今の時期は新緑のカエデが非常にきれいです。
また,フランス館の屋上からも市を取り囲む山々が一望できます。
笠間日動美術館
住所:茨城県笠間市笠間978-4 郵便番号:309-1611
TEL 0296(72)2160
開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分)
*駐車場あり
八重桜@荒牧観音堂(2011年5月編) [茨城県笠間市・文化スポット]
本日からゴールデンウィークの後半に入りました。
昨年,笠間市の南西部に散策に出かけた折り,八重桜のとても美しいところを見つけましたので,今年もそちらに出かけてきました。
この辺り,大字は本戸(もとど),字は荒牧(あらまき)といいます。市の幹線道路からは少し奥まった場所に馬頭観音堂や集会所があり,その近くに20~30本程度の八重桜が植えられています。
今日はあいにく曇り空で,しかも八重桜も盛りを過ぎていた状態でしたが,それでも美しい色合いとかぐわしい香りで十分に楽しませてくれました
根本から折れてしまった桜も。先日の強風のせいでしょうか
観音堂の建物も写しました。
下の写真は,観音堂の両脇の建物。下段の左は大日堂,右は子安地蔵堂です。
敷地の中には珍しいアミガサダケも生えていました。このキノコ,昨年は【みなと】家の庭にも現れたのですが,今年はまだ見かけていません。
去年は徒歩で1時間以上かけてやってきましたが,今年は電動補助付き自転車でスイスイ来ることができました
2010年5月6日付けの記事 http://minato3710.blog.so-net.ne.jp/2010-05-06
昨年,笠間市の南西部に散策に出かけた折り,八重桜のとても美しいところを見つけましたので,今年もそちらに出かけてきました。
この辺り,大字は本戸(もとど),字は荒牧(あらまき)といいます。市の幹線道路からは少し奥まった場所に馬頭観音堂や集会所があり,その近くに20~30本程度の八重桜が植えられています。
今日はあいにく曇り空で,しかも八重桜も盛りを過ぎていた状態でしたが,それでも美しい色合いとかぐわしい香りで十分に楽しませてくれました
根本から折れてしまった桜も。先日の強風のせいでしょうか
観音堂の建物も写しました。
下の写真は,観音堂の両脇の建物。下段の左は大日堂,右は子安地蔵堂です。
敷地の中には珍しいアミガサダケも生えていました。このキノコ,昨年は【みなと】家の庭にも現れたのですが,今年はまだ見かけていません。
去年は徒歩で1時間以上かけてやってきましたが,今年は電動補助付き自転車でスイスイ来ることができました
2010年5月6日付けの記事 http://minato3710.blog.so-net.ne.jp/2010-05-06
筑波大学所蔵石井コレクション 東洋陶磁の華@茨城県陶芸美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]
茨城県笠間市にある茨城県陶芸美術館では現在,企画展『筑波大学所蔵石井コレクション 東洋陶磁の華-明・清・朝鮮・有田を中心に』が開催されています。
昨日,周囲が笠間の陶炎祭(ひまつり)で賑わう中,鑑賞してまいりました。
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/h23tsukuba_ishii/index.html
「石井コレクション」とは,2005年に石井昭氏(㈱図書館流通センター代表取締役会長)から筑波大学に寄贈された絵画や陶磁器類のことです。その数は,2010年末までで201件にものぼるそう。
今回の展覧会では,陶磁器を中心に約100点が紹介されています。
会場は3部構成になっていて,第1部では中国(12~17世紀),第2部は朝鮮(14~20世紀),そして第3部が日本(17~20世紀)の,各時代を代表する陶磁器が展示されています。
中国のものは,明(みん)時代の漳州窯で作られた呉州(ごす)赤絵や景徳鎮窯による古染付の作品が中心。
また朝鮮のコーナーでは,白磁や青磁の壺が印象的。
そして日本のところは,江戸時代の有田(古九谷),伊万里など。
どの展示品も素晴らしいのですが,個人的に良かったと感じたのは,古九谷青手の色絵牡丹文大皿。ホームページにも写真が載っています。
「青手」とは,主文と地文とで文様を構成し,紺青,緑,黄,紫など濃厚な色で塗りつぶした作品。会場で実物を見たとき,やや派手な色合いが,気分を華やかにしてくれるように感じました
『筑波大学所蔵石井コレクション』は,6月19日(日)まで開催中です。明や朝鮮,江戸時代の秀逸な陶芸作品に接することで,元気をもらえること間違いなし。皆様もぜひお越しくださいませ
美術館内の他のフロアでは,板谷波山や松井康成をはじめ,地元笠間を中心とした陶芸家の作品が展示されております。あわせてこちらもどうぞ。
なお,笠間の陶炎祭(ひまつり)開催期間中(4月29日から5月5日まで)は,芸術の森公園近辺は大変な混雑となりますので,陶芸美術館へは電車とバスでおいでいただくか,お車の場合は臨時駐車場をご利用になるほうがよろしいと思われます。詳しいことは陶炎祭のホームページでご確認ください。
第30回笠間の陶炎祭(ひまつり)
http://www.himatsuri.net/index.php
茨城県陶芸美術館
住所:茨城県笠間市笠間2345
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約15分「工芸の丘 陶芸美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約8分「芸術の森」下車(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道 友部インターから10分/笠間西インターから15分
常磐自動車道 岩間インターから25分/水戸インターから30分
*駐車場あり
昨日,周囲が笠間の陶炎祭(ひまつり)で賑わう中,鑑賞してまいりました。
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/h23tsukuba_ishii/index.html
「石井コレクション」とは,2005年に石井昭氏(㈱図書館流通センター代表取締役会長)から筑波大学に寄贈された絵画や陶磁器類のことです。その数は,2010年末までで201件にものぼるそう。
今回の展覧会では,陶磁器を中心に約100点が紹介されています。
会場は3部構成になっていて,第1部では中国(12~17世紀),第2部は朝鮮(14~20世紀),そして第3部が日本(17~20世紀)の,各時代を代表する陶磁器が展示されています。
中国のものは,明(みん)時代の漳州窯で作られた呉州(ごす)赤絵や景徳鎮窯による古染付の作品が中心。
また朝鮮のコーナーでは,白磁や青磁の壺が印象的。
そして日本のところは,江戸時代の有田(古九谷),伊万里など。
どの展示品も素晴らしいのですが,個人的に良かったと感じたのは,古九谷青手の色絵牡丹文大皿。ホームページにも写真が載っています。
「青手」とは,主文と地文とで文様を構成し,紺青,緑,黄,紫など濃厚な色で塗りつぶした作品。会場で実物を見たとき,やや派手な色合いが,気分を華やかにしてくれるように感じました
『筑波大学所蔵石井コレクション』は,6月19日(日)まで開催中です。明や朝鮮,江戸時代の秀逸な陶芸作品に接することで,元気をもらえること間違いなし。皆様もぜひお越しくださいませ
美術館内の他のフロアでは,板谷波山や松井康成をはじめ,地元笠間を中心とした陶芸家の作品が展示されております。あわせてこちらもどうぞ。
なお,笠間の陶炎祭(ひまつり)開催期間中(4月29日から5月5日まで)は,芸術の森公園近辺は大変な混雑となりますので,陶芸美術館へは電車とバスでおいでいただくか,お車の場合は臨時駐車場をご利用になるほうがよろしいと思われます。詳しいことは陶炎祭のホームページでご確認ください。
第30回笠間の陶炎祭(ひまつり)
http://www.himatsuri.net/index.php
茨城県陶芸美術館
住所:茨城県笠間市笠間2345
http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/index.html
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約15分「工芸の丘 陶芸美術館」下車(100円)
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約8分「芸術の森」下車(160円)
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:北関東自動車道 友部インターから10分/笠間西インターから15分
常磐自動車道 岩間インターから25分/水戸インターから30分
*駐車場あり
2011年笠間の陶炎祭(ひまつり) [茨城県笠間市・文化スポット]
今日からゴールデンウィークに入りました。
笠間市にある笠間芸術の森公園では,本日(4月29日)から5月5日(木)まで第30回笠間の陶炎祭(ひまつり)が開催されます。
http://www.himatsuri.net/index.php
この催しは,200軒以上の陶芸家・窯元・地元販売店などが,広大で緑豊かな「笠間芸術の森公園イベント広場」に集い,個性豊かな店作りと作品でお客様を迎える,茨城県下最大の陶器のイベントということです。
今年は東日本大震災により開催が危ぶまれましたが,「がんばろう笠間!がんばろう東日本!」を合言葉に,笠間から元気を発信します!!とのこと。
このお祭りは例年非常に混雑しますので【みなと】はずっと避けておりましたが,今年は20年ぶりに様子を見て参りました。
会場である笠間芸術の森公園行きのシャトルバスに乗ったところ,到着する500メートル手前から渋滞。朝9時30分にもかかわらず,最も近い駐車場はすでに満車
実はこの日,茨城県陶芸美術館の企画展を見るのが主な目的でしたので,鑑賞後の10時30分から陶炎祭の会場めぐりを始めようとしたのですが,既に人・人・人で大混雑
結局10分ぐらいざっと巡って,そのまま帰りのバスに乗り込みました
祭りの様子をちょっとだけアップ。テントの中では,きれいな色をした陶磁器が売られています。
地元の小学生が制作した土面も展示されています。ユニークな表情をしたものが多いですね
今年は笠間焼のほか,そのルーツである福島県の相馬焼も販売されているとのこと。被災された方の助けになるといいですね
ほかに県内で取れた野菜の直売所もあるそうです。
【みなと】は根性が足りずリタイアしてしまいましたが,陶磁器が好きな方,人ごみに耐えられる方,そして笠間を愛し,被災者の応援をしていただける方,是非とも今年の陶炎祭にお越しくださるようお願い申し上げます。
なお,先ほども触れましたように,期間中は大変な混雑となりますので,会場へは電車とバスでおいでいただくか,お車の場合は臨時駐車場をご利用になるほうがよろしいと思われます。詳しいことは陶炎祭のホームページでご確認ください。
第30回笠間の陶炎祭(ひまつり)
http://www.himatsuri.net/index.php
笠間市にある笠間芸術の森公園では,本日(4月29日)から5月5日(木)まで第30回笠間の陶炎祭(ひまつり)が開催されます。
http://www.himatsuri.net/index.php
この催しは,200軒以上の陶芸家・窯元・地元販売店などが,広大で緑豊かな「笠間芸術の森公園イベント広場」に集い,個性豊かな店作りと作品でお客様を迎える,茨城県下最大の陶器のイベントということです。
今年は東日本大震災により開催が危ぶまれましたが,「がんばろう笠間!がんばろう東日本!」を合言葉に,笠間から元気を発信します!!とのこと。
このお祭りは例年非常に混雑しますので【みなと】はずっと避けておりましたが,今年は20年ぶりに様子を見て参りました。
会場である笠間芸術の森公園行きのシャトルバスに乗ったところ,到着する500メートル手前から渋滞。朝9時30分にもかかわらず,最も近い駐車場はすでに満車
実はこの日,茨城県陶芸美術館の企画展を見るのが主な目的でしたので,鑑賞後の10時30分から陶炎祭の会場めぐりを始めようとしたのですが,既に人・人・人で大混雑
結局10分ぐらいざっと巡って,そのまま帰りのバスに乗り込みました
祭りの様子をちょっとだけアップ。テントの中では,きれいな色をした陶磁器が売られています。
地元の小学生が制作した土面も展示されています。ユニークな表情をしたものが多いですね
今年は笠間焼のほか,そのルーツである福島県の相馬焼も販売されているとのこと。被災された方の助けになるといいですね
ほかに県内で取れた野菜の直売所もあるそうです。
【みなと】は根性が足りずリタイアしてしまいましたが,陶磁器が好きな方,人ごみに耐えられる方,そして笠間を愛し,被災者の応援をしていただける方,是非とも今年の陶炎祭にお越しくださるようお願い申し上げます。
なお,先ほども触れましたように,期間中は大変な混雑となりますので,会場へは電車とバスでおいでいただくか,お車の場合は臨時駐車場をご利用になるほうがよろしいと思われます。詳しいことは陶炎祭のホームページでご確認ください。
第30回笠間の陶炎祭(ひまつり)
http://www.himatsuri.net/index.php
続・2011年笠間つつじまつり@笠間つつじ公園 [茨城県笠間市・文化スポット]
毎年4月中旬から5月上旬にかけて,笠間市にある笠間つつじ公園では「笠間つつじまつり」が開催されます。
今年(2011年)のまつり開催前の様子につきましては4月14日付けの記事でご紹介いたしましたが,今週の日曜日にイオン笠間店まで出かけましたので,その後の開花状況をコンデジの望遠機能で撮影してみました。
2011年4月24日現在では二分咲きといったところでしょうか。このまま暖かい日が続けば,ゴールデンウィークまでにはさらに開花が進むと思われます。
最新の状況は,下記のホームページでも確認できます(4月26日現在では,今年の分はアップされていませんが)ので,こまめにチェックなさってはいかがでしょうか。
第40回笠間つつじまつり http://www.city.kasama.lg.jp/ss_info/tsutsuji/index.html
ゴールデンウィーク中は野点や琴の演奏,バルーンアートなど,様々なイベントを実施するようです。
最寄のバス停から歩かれる場合,ゆっくりとした上り坂になります。ひと気のない寂しい箇所もありますので,暗くなってからの一人歩きは避けたほうがいいでしょう。
また,山の高さは143メートル,公園入口から頂上まで,花を見ながらゆっくり歩くと30分はかかります。歩きやすい靴でおいでになることをお勧めします。
なお,ゴールデンウィーク中は,大変な混雑が予想されます。駅からは臨時バスが,またお車でおいでになる方のために臨時駐車場からシャトルバスが出る予定です。上記のホームページにてご確認をお願いいたします。
あわせて,【みなと】家の庭の様子もアップいたします。ご覧くださいませ。
笠間つつじ公園
住所:茨城県笠間市笠間616-7
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円),入口まで徒歩約15分
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約8分「日動美術館」下車(160円),入口まで徒歩約20分
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:
北関東自動車道 友部インターから10分/笠間西インターから15分
常磐自動車道 岩間インターから25分/水戸インターから30分
第40回笠間つつじまつり関連ホームページ
http://www.city.kasama.lg.jp/ss_info/tsutsuji/index.html
今年(2011年)のまつり開催前の様子につきましては4月14日付けの記事でご紹介いたしましたが,今週の日曜日にイオン笠間店まで出かけましたので,その後の開花状況をコンデジの望遠機能で撮影してみました。
2011年4月24日現在では二分咲きといったところでしょうか。このまま暖かい日が続けば,ゴールデンウィークまでにはさらに開花が進むと思われます。
最新の状況は,下記のホームページでも確認できます(4月26日現在では,今年の分はアップされていませんが)ので,こまめにチェックなさってはいかがでしょうか。
第40回笠間つつじまつり http://www.city.kasama.lg.jp/ss_info/tsutsuji/index.html
ゴールデンウィーク中は野点や琴の演奏,バルーンアートなど,様々なイベントを実施するようです。
最寄のバス停から歩かれる場合,ゆっくりとした上り坂になります。ひと気のない寂しい箇所もありますので,暗くなってからの一人歩きは避けたほうがいいでしょう。
また,山の高さは143メートル,公園入口から頂上まで,花を見ながらゆっくり歩くと30分はかかります。歩きやすい靴でおいでになることをお勧めします。
なお,ゴールデンウィーク中は,大変な混雑が予想されます。駅からは臨時バスが,またお車でおいでになる方のために臨時駐車場からシャトルバスが出る予定です。上記のホームページにてご確認をお願いいたします。
あわせて,【みなと】家の庭の様子もアップいたします。ご覧くださいませ。
笠間つつじ公園
住所:茨城県笠間市笠間616-7
電車でのアクセス:
JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円),入口まで徒歩約15分
http://www.city.kasama.lg.jp/kurashi/koutsuu/zhikoku_jyunkai.html
JR笠間駅より茨城交通バスで約8分「日動美術館」下車(160円),入口まで徒歩約20分
http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
車でのアクセス:
北関東自動車道 友部インターから10分/笠間西インターから15分
常磐自動車道 岩間インターから25分/水戸インターから30分
第40回笠間つつじまつり関連ホームページ
http://www.city.kasama.lg.jp/ss_info/tsutsuji/index.html