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魅惑の北欧アール・ヌーヴォー 塩川コレクション展@茨城県陶芸美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]

 茨城県笠間市にある茨城県陶芸美術館では現在,企画展『魅惑の北欧アール・ヌーヴォー 塩川コレクション  ~ロイヤル コペンハーゲン&ビング オー グレンダール~』が開催されています。
   http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/exhibition/denmark/index.html
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 ロイヤル コペンハーゲン ROYAL COPENHAGEN(以下「RC」と略します。)はデンマークの著名な磁器ブランド。1775年,フランツ・ハインリッヒ・ミュラーにより開窯。1779年から王立磁器製作所となり,1868年に「ロイヤル」の称号を残すことを条件に民間に売却されたとのこと。
 RCの製品は,現代では白地に青で色付けされた磁器やイヤープレートが有名ですが,100年以上前のアール・ヌーヴォー期には,カラフルで斬新なデザインの作品を多数制作していたようです。
 そして同時期,RCと人気を二分していたのが ビング オー グレンダール Bing & Grondahl(以下「B&G」と略します)。1853年,ビング兄弟とグレンダールにより開窯,製陶の際に日本の芸術様式(自然の意匠)をとりいれたとのこと。
 RCとB&Gは,1900年のパリ万国博覧会にもそれぞれ出品し,センセーショナルを起こしたようです。

 陶芸美術館地下1階の企画展に入場すると,さっそくRCの大皿や花瓶が目に飛び込んできました。しかし,動物や植物を意匠としたものが…はっきり言ってかわいくない[もうやだ~(悲しい顔)] カエル,トンボ,ナメクジ,ヤモリなどがあまりにも写実的[ふらふら] こうした飾りがつけられたお皿で,食事をとりたいと思う人が果たしていたのか…[exclamation&question]
 それはともかく,色はとてもキレイ[ぴかぴか(新しい)]でした。
 特に目についたのは,植物文花瓶(1892.5)。板谷波山の作風を思わせました。と言うより,波山がこの様式に影響を受けたのでしょう。彼の作品も,出口付近で見受けました。
 また,眠り猫や犬の置物も。こちらは前述の虫たちと違い,めちゃかわいかったです[かわいい]

 一方B&Gで気に入ったのは,1889年のパリ万博に出品した鷺のサービス。ディナーセットで,鷺そのものがデザインされているものや,模様(たぶん羽)がつけられているものなど,いろいろありました。
 さらに,貴婦人の置物(1910-14)はアンティークドール風。この時代,ファッションアイコンとして飾られていたのでしょうか。

 会場には全部で221作品が展示されています。一部は上記のホームページにも掲載されていますのでご参照ください。
 魅惑の北欧アール・ヌーヴォー展は3月18日(日)まで開催されております。RCやB&Gがお好きな方はもちろん,アール・ヌーヴォー様式に興味をお持ちの方も是非ご来場くださいませ。

 なお,館内の他のフロアでは,前述の板谷波山のほか,松井康成や地元笠間を中心とした陶芸家の作品が展示されております。あわせてこちらもどうぞ。

 美術館のある笠間芸術の森公園はすっかり冬景色。それでも,家族連れが何組か憩をとっておりました。
 ハクセキレイがちょこちょこと歩いている様子もかわいかったです[かわいい]
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 茨城県陶芸美術館
  住所:茨城県笠間市笠間2345
  http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/index.html
  電車でのアクセス:
   JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約15分「工芸の丘 陶芸美術館」下車(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
   JR笠間駅より茨城交通バスで約8分「芸術の森」下車(160円)
     http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
  車でのアクセス:北関東自動車道 友部インターから10分/笠間西インターから15分 
            常磐自動車道 岩間インターから25分/水戸インターから30分 
   *駐車場あり

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児玉幸雄展&画家が愛したアンティークドール@笠間日動美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]

 茨城県笠間市にある笠間日動美術館では現在,企画展「没後20年 児玉幸雄展」及び「画家が愛したアンティークドール」が開催されています。
   http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
 【みなと】が訪れた日,午後に講演会が開催されるとのことで,1階の会場にはパイプ椅子がずらっと並べてありました。正直,鑑賞には少々邪魔でしたが[爆弾],入場者が少なかったおかげで,心ゆくまで絵画や人形と向かい合うことができました[わーい(嬉しい顔)]
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 ではまず,児玉幸雄(こだま・ゆきお:1916‐1992)の作品からご紹介。
 洋画家で田村幸之介に師事,21歳の時には二科展に入選。ヨーロッパやアメリカ,メキシコなどを遊歴していたようです。それらをほうふつとさせる風景画や人物画が多数展示されています。
 全体的に具象画が多かったのですが,ピカソ風の抽象画も2,3点ありました。
 【みなと】が気に入ったのは,ヨーロッパの下町を連想させる『古物を売る女』(1982),『古物を売る母娘』(1983),そしてメキシカンな色遣いの『タスコの夜』(1966)です。
 残念ながらこれらはホームページには掲載されておりませんので,是非ご来場の上お確かめください[かわいい]

 そして,2階はアンティークドールが多数飾られています。
 19世紀のヨーロッパでは「ビスクドール」と呼ばれていました。「ビスキュ=二度焼く」ことで,人間の肌合いに近い質感を出せたようです。
 これらの人形は,フランスでは流行伝達のためのマネキンの役割をしていたのですが,その後産業革命を経て役目が変わり,人形そのものの美しさ,愛らしさがもとめられるようになったそう。
 代表的な工房は,フランスのジュモー,ゴーチェ,ロメーヌ。ドイツはシモン&ハルビック, ハンド&ヴェルク,アーモンドマルセルなど。全くの余談ですが,ジュモーの人形が,【みなと】の高校時代の同級生であるF.Kさんにそっくりで驚きました[たらーっ(汗)]
 実は児玉幸雄もドールコレクターだそう。初めて二科展で入選した作品『赤い背景(バック)の人形』は,2階のショーケース内に,人形達と一緒に展示されていました。
 児玉の師の田村もやはり人形を収集していたそうで,アトリエにあったビスクドールたちにインスピレーションを受けたのでしょうね[揺れるハート]
 老若男女を問わず,かわいいものには惹かれますよね[るんるん]アンティークドール好きでなくとも,人形の表情や当時のファッションを楽しむことができると思います。
 
 「没後20年 児玉幸雄展」「画家が愛したアンティークドール」は2012年2月5日(日)まで開催されております。皆様も足をお運びくださいますようお願いいたします[ムード]

 笠間日動美術館の敷地内には,別棟で「日本館」「フランス館」があり,やはり国内や海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。
 なお,2011年12月3日現在,日本館は2階までしか入場できませんのでご注意くださいませ。

  笠間日動美術館
   住所:茨城県笠間市笠間978-4  郵便番号:309-1611
   TEL 0296(72)2160
   開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
   休館日:毎週月曜日(但し12/25ー1/1まで冬季休館)
    http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
   電車でのアクセス:
    JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
    JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
     http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
   車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分) 
    *駐車場あり
  

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2011年秋の春風萬里荘(笠間日動美術館分館)その3 [茨城県笠間市・文化スポット]

 最近,皆様のブログへのご訪問がかなり滞っておりますが,それでも欠かさずコメントをくださる方がいて,本当に嬉しく感じております。この場をお借りして深くお礼申し上げます[わーい(嬉しい顔)]

 さて,笠間市にある春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)では,今年11月下旬,紅葉の見頃を迎えていました。その記事も今回で3回目です。
 大型観光バスのご一行が立ち去った後,庭園はもとの静けさを取り戻しました。
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 庭でひっそりと咲いているツワブキも印象的でした。
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 日本家屋のすぐ近くにシシオドシがありました。水面や石鉢の周囲に赤い葉が散らばっていて,その様子も美しかったです。
 一眼レフを構えた男性が,この場所で10分近くも撮影なさっていました[あせあせ(飛び散る汗)]
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 80分近く敷地内で過ごしまして,【みなと】も「小さい秋見つけた」気分になれました。
 春風萬里荘での紅葉,今年は既に盛りを過ぎてしまいましたが,来年は是非,皆様も足をお運びくださいませ[揺れるハート]

  春風萬里荘(笠間日動美術館分館)
   http://www.nichido-garo.co.jp/shunpu/index.html 
   住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村内
   TEL 0296(72)0958
   開館時間:冬季(12,1,2月)は午前10時~午後4時(入場は3時30分まで) 
        それ以外は,午前9時30分~午後5時(入館受付は4時30分まで)
   休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日),年末年始
   電車でのアクセス:
    JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約30分「春風萬里荘」下車(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
    JR笠間駅より徒歩約20分(タクシー利用で約5分)
   車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線経由約10分 


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2011年秋の春風萬里荘(笠間日動美術館分館)その2 [茨城県笠間市・文化スポット]

 昨日に続きまして,笠間市にある春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)の記事になります。
 敷地内にある日本家屋の南側では,たくさんの紅葉が見頃を迎えていました。陽が当たると,赤や黄色が強調されて美しいのですが,裏側から眺めるともっときれい[ぴかぴか(新しい)]
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 実はこの日,【みなと】がこちらに到着したのは10時頃でしたが,他に2~3名しかおらず,貸切状態で楽しんでおりました。
 しかし,その後30分ほどして,大型観光バスがやってきました[台風]30名ほどの団体客で,「クラブツーリズム」のバッジをつけていらっしゃいました。
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 観光客の一団は,11時前には去っていきましたが,皆様ご満足なさったでしょうね[かわいい]
 この続きはまた次回,です[るんるん]

  春風萬里荘(笠間日動美術館分館)
   http://www.nichido-garo.co.jp/shunpu/index.html 
   住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村内
   TEL 0296(72)0958
   開館時間:冬季(12,1,2月)は午前10時~午後4時(入場は3時30分まで) 
        それ以外は,午前9時30分~午後5時(入館受付は4時30分まで)
   休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日),年末年始
   電車でのアクセス:
    JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約30分「春風萬里荘」下車(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
    JR笠間駅より徒歩約20分(タクシー利用で約5分)
   車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線経由約10分 


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2011年秋の春風萬里荘(笠間日動美術館分館)その1 [茨城県笠間市・文化スポット]

 今年もついに12月となりました。いつも思うのですが,1年の過ぎるのは早いですね[たらーっ(汗)]

 さて,少し季節を戻して,11月下旬に笠間市にある春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)で撮影した写真をアップします。こちらは笠間日動美術館の分館となっております。
 この時は紅葉見物にやってきました。実は昨年もこちらを訪れておりますが,すでに盛りを過ぎてしまったので,今年はタイミングを見計らってきました。
 
 春風萬里荘は,JR笠間駅から徒歩で約20分の場所にあります。かさま観光周遊バスを使っても来ることができます。
 こちらの由来などについては何度か記事にしておりますので,今回は省略。お知りになりたい方は,お手数でも以下をクリックしていただくか,文末のタブ「春風萬里荘」を押してご確認ください。
             2010年12月12日付けの記事(秋編)
 
 以下の4つは,夏の様子をアップしたものです。
      2010年8月6日付け       2010年8月7日付け
      2011年8月11日付け      2011年8月13日付け

 さて,メインである紅葉の写真,大量にあるため3回に分けてアップします。
 今回は敷地内にある建物や庭を写したものが中心。ちなみに,建物内は撮影禁止。ただし,建物から外側へは撮影可となっています。
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 事務所の方のお話ですと,今年は11月に入って暖かい日が続いたせいで,色づきがイマイチだとか。【みなと】はとても美しいと感じたのですが…

 続きはまた次回[るんるん]

  春風萬里荘(笠間日動美術館分館)
   http://www.nichido-garo.co.jp/shunpu/index.html 
   住所:茨城県笠間市下市毛芸術の村内
   TEL 0296(72)0958
   開館時間:冬季(12,1,2月)は午前10時~午後4時(入場は3時30分まで) 
        それ以外は,午前9時30分~午後5時(入館受付は4時30分まで)
   休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日),年末年始
   電車でのアクセス:
    JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約30分「春風萬里荘」下車(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
    JR笠間駅より徒歩約20分(タクシー利用で約5分)
   車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線経由約10分 


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2011年笠間の菊まつり:11月3日編@笠間稲荷神社 [茨城県笠間市・文化スポット]

 笠間市で毎年10月中旬から11月下旬にかけ開催されている「笠間の菊まつり」については,2011年10月23日付けの記事でご紹介しました。
 http://www.kasama.or.jp/event/event13.html
 http://www.kasama-kankou.jp/upsys_pro/news.php?mode=detail&code=118
 そして昨日,その後の様子を見てまいりましたのでアップします。

 メイン会場である笠間稲荷神社では,朝9時30分にもかかわらず,普段よりも多くの参拝者で賑わっていました。
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 こちらでは,最大でおよそ5,000鉢にもなるという菊が飾られています。
 今回は,原発問題で揺れる福島県二本松市で開催されている菊人形展の紹介コーナーも。ライバルとは言え,被災地同士で応援するのはいいことですね[るんるん]
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 假屋崎省吾さんの生花(生竹?)。その後の様子です
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 さて,神社内に展示されていた菊について,品評会の結果が出ていました。優秀1等を受賞なさったものをどんどんアップします。
 なお,個人のお名前等は消去いたしました。
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 その他,個人の方が丹精込めた菊盆栽も素敵なものがたくさん[ムード]
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 第104回笠間の菊まつりは,2011年11月23日(水:祝日)まで開催されております。皆様も是非,こちらまで足をお運びいただき,紅葉と菊の香をお楽しみいただきたいと考えております。
 おまけ。稲荷寿司を持ったベティーちゃん[かわいい]神社付近のお店の入り口に飾られていました。
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 笠間稲荷神社
  住所:茨城県笠間市笠間1
  http://www.kasama.or.jp/
  電車でのアクセス:
   JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
   JR笠間駅より茨城交通バスで約5分「稲荷神社前」下車すぐ,又は「荒町角」下車徒歩1分(いずれも160円)
     http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
     http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST2.html
  車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分) 
   *有料駐車場あり(周辺には季節により無料となる場所あり)
  
  


  笠間市トップページ・観光
     http://www.city.kasama.lg.jp/kankou/index.html
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2011年笠間の菊まつり@笠間稲荷神社 [茨城県笠間市・文化スポット]

 笠間市では毎年10月中旬から11月下旬にかけ,「笠間の菊まつり」を開催しています(2011年は10月15日から11月23日まで)。今年で104回目となりました。
 http://www.kasama.or.jp/event/event13.html
 http://www.kasama-kankou.jp/upsys_pro/news.php?mode=detail&code=118

 JR笠間駅前にも菊が飾られていますが,10月21日現在では少しだけ開花。
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 さて,駅からバスを利用し,メイン会場である笠間稲荷神社へ。こちらでは,最大でおよそ5,000鉢にもなるという菊が飾られています。
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 神社入口の隣にある小さな広場でも,菊が見ごろに。
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 仲見世の間にある菊は,市内の小中学生が育てたもの。とてもきれいに咲いてます[かわいい]
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 假屋崎省吾さんが生けたという花(竹?)。ダイナミック[パンチ]
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 拝殿近くでは,背丈のある菊が多く見られます。
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 個人の方が丹精込めた盆栽も。お名前などは消去しました。
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 実は,稲荷神社の北側に菊人形展の会場があるのですが,こちらは有料なので行きませんでした[たらーっ(汗)]
 皆様も,機会がありましたら笠間稲荷神社で菊の香に包まれてみてはいかかでしょうか。

 笠間稲荷神社
  住所:茨城県笠間市笠間1
  http://www.kasama.or.jp/
  電車でのアクセス:
   JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
   JR笠間駅より茨城交通バスで約5分「稲荷神社前」下車すぐ,又は「荒町角」下車徒歩1分(いずれも160円)
     http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
     http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST2.html
  車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分) 
   *有料駐車場あり(周辺には季節により無料となる場所あり)
  
  


  笠間市トップページ・観光
     http://www.city.kasama.lg.jp/kankou/index.html
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三代・徳田八十吉展@茨城県陶芸美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]

 茨城県笠間市にある茨城県陶芸美術館では現在,企画展『三代・徳田八十吉(とくだ・やそきち)展 ~ 煌めく色彩の世界』が開催されています。
 こちらには20日ほど前に訪れていました。遅くなりましたが記事にします。
  http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp//exhibition/tokudayasokichi/index.html

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 三代・徳田八十吉(1933-2009)は,石川県小松市生まれ。
 祖父である初代・徳田八十吉は日本画を学んでおり,「上絵付(久谷)」で国の無形文化財に指定されています。その初代からは古九谷釉薬を受け継ぎました。三代の回想によると「祖父は,(古い器で)いいものはみな古九谷にしておけと笑っていた」そう[わーい(嬉しい顔)]
 また父・二代八十吉からは富本憲吉直伝の現代陶芸を学んだとのこと。富本氏は「文様から文様を作るな。写生して,それをデザインにして作品を作りなさい」と二代に示唆した旨表記されていました。

 このように親族から教えを受けていた三代ですが,36歳の時にイタリアの陶芸家フォンタナ(アルゼンチン生まれ)との出会いがあり,40歳から古九谷を離れ,独自の研究を重ねます。 徳田家に伝わる古九谷五彩のうち,「赤はガラス彩ではない」として使わず,の4色の釉薬を使い始めますが,50歳の時「中間色及び濃淡を加えれば,色は限りなくあることに気づき,たくさんの色を使ってグラデーションで作品をつくることを思いついた。そして200色以上をつくり出した」そうです。
 ホームページにも掲載されている耀彩シリーズの器,実物を見るとグラデーションが実に美しいです[ぴかぴか(新しい)]館内で上映されていたビデオによると,二度焼きにより表現しているようです。
 透明感のある美しい色を出すため窯を高温にする必要があることから,電気窯で焼いたそう。【みなと】は今まで電気窯に偏見を持っておりましたが,このような素晴らしい作品も生み出しているのですね。
  
 三代の磁器はほとんど抽象表現ですが,会場内には唯一の具象表現と言う「黎明」と名付けられた大皿がありました。太平洋にかかる日の出を現したそうです。

 徳田家の優れた芸術作品を一度に見られる三代・徳田八十吉展は11月27日(日)まで開催されております。古九谷と現代陶芸との見事な融合を,是非皆様も実際にご覧くださいませ[わーい(嬉しい顔)]
 なお,館内の他のフロアでは,板谷波山や松井康成をはじめ,地元笠間を中心とした陶芸家の作品が展示されております。あわせてこちらもどうぞ。

 茨城県陶芸美術館
  住所:茨城県笠間市笠間2345
  http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/index.html
  電車でのアクセス:
   JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約15分「工芸の丘 陶芸美術館」下車(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
   JR笠間駅より茨城交通バスで約8分「芸術の森」下車(160円)
     http://www.ibako.co.jp/bus/main_bus_stop/kasamaST.html
  車でのアクセス:北関東自動車道 友部インターから10分/笠間西インターから15分 
            常磐自動車道 岩間インターから25分/水戸インターから30分 
   *駐車場あり

タグ:陶芸 美術館
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出雲大社常陸分社その2 [茨城県笠間市・文化スポット]

 皆様,少々ご無沙汰いたしております。ご心配をおかけしまして申し訳ありませんでした[もうやだ~(悲しい顔)]息災にしておりますのでご安心くださいませ[わーい(嬉しい顔)]

 さて,茨城県笠間市にある出雲大社常陸分社に関する記事の続きです。
 2011年9月30日付けでご紹介しました拝殿の裏(北側)には,本殿があります。こちらには,御神体である大国主大神(おおとこぬしのおおかみ),いわゆる「大黒様(だいこくさま)」がおいでになります。
 周囲は板塀で囲まれているのですが,誰もいないのを良いことに[たらーっ(汗)]一部はデジカメを囲いの中に入れて撮影したものです。大黒様,何とぞお許しくださいませ[パンチ]
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 こちらにも参拝所がありました(本殿の西側)。二拝四拍手一拝が作法です。
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 本殿のさらに裏(北側)には,樹木葬の敷地があります。一見したところ雑木林のようです。
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 現在の埋葬スタイルは様々なんですね[ぴかぴか(新しい)]

 さて次回は,敷地内にあるレストランについてアップします。
  出雲大社常陸教会
   住所:茨城県笠間市福原2001  
   電話:0296-74-3000
   開館時間:午前8時から午後5時まで
   http://www.izumotaisha.or.jp/
  

タグ:神社
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出雲大社常陸分社その1 [茨城県笠間市・文化スポット]

 茨城県笠間市には出雲大社があります。と申しましても,島根県の本社?からの「のれん分け」ですが。
 先週木曜日,台風一過の快晴のもと,約18年ぶりにこちらを訪れました。3回に分けて記事にいたします。

 JR水戸線の福原駅から歩いて約10分,木製の鳥居が目に入りました。こちらは「入口の入口」でして,ここから本殿までずっと上り坂が続きます[たらーっ(汗)]
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 そこから約3分。縁起についての看板がありましたので[カメラ]
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 こちらの分社ができたのは平成4年12月4日です。詳しくは,お手数でも出雲大社常陸教会のホームページでご確認ください(← 水色の部分をクリックすると別ページが表示されます)
 続いて歩くとすぐ,石でできた大鳥居もあります。しかし実際は,その西側にある手すりのついた坂道を上った方が近いです。 
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 運動不足の【みなと】,はあはあ息を切らしながら登ると[あせあせ(飛び散る汗)]巨大な注連縄(しめなわ)が見えてきました。
 平成5年にこちらにお参りした時はまだ青々としていましたが,年月を経てだいぶありがたみのある色になりました[るんるん]
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 社前には狛犬がおります。
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 御神体は大国主大神(おおとこぬしのおおかみ),いわゆる「大黒様(だいこくさま)」です。
 この神様は,神話の因幡の白ウサギで有名ですね。縁結び,五穀豊穣,ありとあらゆる願いをかなえてくださいます。
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 参拝作法は二拝四拍手一拝です。右の写真は天井画になります。 
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 展望台から眺めると,笠間市内の田園風景が一望できます。逆に言うと,これだけの高さを必死に上ってきたわけですね。
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 続きはまた次回アップします。
  出雲大社常陸教会
   住所:茨城県笠間市福原2001  
   電話:0296-74-3000
   開館時間:午前8時から午後5時まで
   http://www.izumotaisha.or.jp/
  

タグ:神社
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