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東北地方太平洋沖地震を経験して・その4 [東北地方太平洋沖地震]

 東北地方太平洋沖地震発生翌日の2011年3月12日(土)早朝。防災無線では,給水場所を知らせる放送が響いていました。停電と断水はまだ続いているようです。

 相変わらず余震が起きておりましたが,怖がってばかりもいられません。やれることをやろう!を合言葉とし,まずはプロパンガスを復旧させることに。
 ガスは震度5以上になると強制的に供給停止する仕組みになっています。元栓が閉まっていることを確認してから復旧ボタンを押しました。説明書では「復旧に数分程度かかる」となっていましたが,実際は2,3秒でSマークが表示されました
 再び元栓を開けてガスのスイッチをひねると,青い炎がバーッと出てきました。この時ほど,ガスのありがたさを感じたことはなかったです。早速お湯を沸かし,お茶を飲んだり顔を洗ったりしました。

 さて,食後は昨日に続き,家の片づけを開始。
 今日は家の中の散乱状態を何とかしようと。悲しいことに我が家はいらない物が多すぎるので,今後も頻繁に使用するものを厳選し,残りはプレハブ小屋に運ぶことに。しかし小屋の中も満杯なので,母はため込んでいた段ボールの処分を始めました。
 つられて【みなと】も部屋に行き,読まないけれど捨てられなかった本や雑誌を,思い切って紐で縛りました
 家の中は少しずつきれいになり,裏庭はあっという間に壊れた棚,段ボール,書籍や食器などで埋まっていきました。

 不用品の山を眺めていたら,頭の中を恐怖感がよぎりました。今回の地震で,もし最初に強い揺れが起こっていたら,母あるいは【みなと】は瞬時にこれらの下敷きになっていたのかもしれない,と。
 子供のころから「不用なものも衝動買いしてしまう」「使わないものもなかなか捨てられない」性分に悩まされてきましたが,今回の災害がシンプルライフに切り替えるきっかけになるかもしれない。一度には無理でも,この気持ちを忘れずに少しずつ実現させよう,と考えました。 

 ラジオからはずっと「津波で街が壊滅状態」「家や車がたくさん流されている」「連絡の取れない人が〇〇人」といったニュースが流れています。
 【みなと】は前向きな気持ちを得ることができましたが,それが困難な方も大勢いらっしゃるはず。様々な立場の人達を思いながら,自分にできることをしていかねば,と決心しました。

 それでは,また明日続きを掲載いたします。
 今日の話からの教訓を。
[満月]本当に必要なものだけを身の回りに置く。必ず使うもの以外は購入しない。しばらく使用していないものは,思い切って捨てる。
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まっきー

こんな時だからできることを!ですね
by まっきー (2011-03-20 11:30) 

ぷりん

前向きな気持ち☆大切ですよね~☆
by ぷりん (2011-03-20 16:25) 

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