SSブログ
茨城県水戸市・文化スポット ブログトップ
- | 次の10件

川端康成コレクション展@茨城県近代美術館 [茨城県水戸市・文化スポット]

 先週末,水戸市にある茨城県近代美術館へ出かけました。現在,企画展「川端康成コレクション展」が開催されています(6月6日まで)。
ibaraki-kinbi.JPGkawabatayasunari-collection1.JPGkawabatayasunari-collection2.JPG 
 川端康成はご存知のとおり,日本人初のノーベル文学賞受賞者であり,『雪国』『伊豆の踊り子』『古都』などの作品で有名です。【みなと】が高校生の時は,国語の教科書に『古都』が載っておりました。
 そうした著名な川端氏が収集した美術品がどのようなものか,興味を持って足を運びました。
 http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html
 入口にあった川端氏の写真,土門拳撮影とのことですが,にらまれているようで恐い[たらーっ(汗)]大河ドラマ『龍馬伝』で田中泯さんが演じた吉田東洋を連想してしまいました。
 会場は8章に分かれており,入口付近にはノーベル賞の賞状やメダル,直筆原稿などが展示されています。川端氏は作家になる前,画家を志した時期もあるそうですが,父親や祖父が描いたという絵を見ると「なるほど」と納得できます。
 池大雅や与謝蕪村の書画,古賀春江や東山魁夷の絵画など以外に,川端氏の書やご自身で撮影した写真も飾ってあります。太宰治や岡本かの子など,他の作家からの書簡もありました。
 会場のあちこちに掲げられていた川端氏の言葉で印象的だったのは,
「古美術,あるいは骨董といふものは,最もいい作家の最もいい作品を,これが私の与えられた教訓である。(中略)いいものに出会ふと自分の命を拾つた思ひがある」
「美術については,ほとんど一切書かぬことにしている。(中略)最高の美にただただ感動するのが生きがひではないか。そこには知識も言葉も要らない」
 確かに,これらの美術品は,無言のうちにパワーを与えてくれそうなものばかり。コレクションから川端氏が創作のインスピレーションを受けたこともあるそうです。
 企画展出口で販売されていた東山氏の絵葉書を購入しました。左は北山杉の雪景色,右はドイツ・フライブルグの夕暮れです。
higashiyamakaii1.JPGhigashiyamakaii2.JPG   
 先日久しぶりに『古都』を読み返し,古き良き日本の風景や人間関係が繊細に描かれているのを感じました。今度「日本再発見」をテーマに川端作品に取り組もうと考えています。
 茨城県近代美術館
  〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1
  電話:029(243)5111
  FAX:029(243)9992
  http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/


nice!(6)  コメント(12)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

紅梅@茨城県立歴史館 [茨城県水戸市・文化スポット]

 茨城県立歴史館の近くには,梅まつりで有名な偕楽園がありますが,歴史館敷地内の小路沿いにも梅の並木があります。
 本数は少ないですが,辺りに芳香を放っています。
unenamiki.JPG
 このうち,一番美しいと感じた紅梅をパチリ[カメラ]
koubai.JPG
 雨に濡れてしっとりとした風情がありました。晴れた空のもとで眺めるのとは違った美しさ。

 敷地の中には,他に西洋風の建物「旧水海道小学校本館」や日本家屋風の「旧水戸農業高校本館」などもあります。
 歴史的・文化的な価値があるのでしょう。
An old elementary school.JPGAn old high school.JPG
 また,歴史館から偕楽園方面に向かいましたら,水車小屋を発見。 
A watermill.JPG
 小雨の降りしきる中,梅の香に包まれた散策を楽しみました。 

 茨城県立歴史館
  〒310-0034  茨城県水戸市緑町2-1-15
  電話:029-225-4425
  FAX:029-228-4277
  http://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/index.htm



タグ: 歴史館
nice!(3)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

親鸞展@茨城県立歴史館 [茨城県水戸市・文化スポット]

 雨模様の週末,水戸市にある茨城県立歴史館へ,特別展「親鸞-茨城滞在20年の軌跡-」を見に行きました。
 http://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/02_tenji/thema/untitled.htmsinran.htm
iba-rekishikan.JPGshinran-ten.JPG
 親鸞(しんらん)は浄土真宗の開祖で,笠間市にも縁のある人物であると日本史で学びました。
 会場は1階にあり,親鸞や妻(恵信尼)の肖像画,阿弥陀如来像の他に,聖徳太子像が幾つか展示されています。
 浄土真宗において聖徳太子が重大な役割を果たしていることを,今回初めて知りました。
 
 他にも,親鸞直筆の教本(国宝[exclamation])や絵巻など,珍しい資料がたくさんありましたが,照明が暗くはっきり見えなかったのが残念。
 でも,この機会に,親鸞をかなり身近な存在として捉えることができました。
 今度,笠間市内の親鸞ゆかりのお寺を回ってみようと考えています。

 歴史館の1階には一橋徳川家記念室もあり,現在は雛人形が飾られています。
 http://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/02_tenji/tokugawa/top.htm
  
 建物の2階は常設展になっていて,茨城の歴史を学ぶことができます。一角には,「桜田門外の変」についての想像図(複製)が展示されていました。
 http://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/02_tenji/jousetsu/top.htm

 歴史館の近くには偕楽園があり,3月31日まで「水戸の梅まつり」が開かれています。
 興味をお持ちの方は是非お越しください。

 茨城県立歴史館
   〒310-0034  茨城県水戸市緑町2-1-15
  電話:029-225-4425
  FAX:029-228-4277
 http://www.rekishikan.museum.ibk.ed.jp/index.htm


nice!(3)  コメント(15)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域
- | 次の10件 茨城県水戸市・文化スポット ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。