シュウカイドウ＠水戸市植物公園（10月の花その4）

　水戸市植物公園の敷地を奥のほうまで歩いていきましたら，湿性花園付近で白い花を見かけました。看板を見たところ，シュウカイドウ（秋海棠）と書かれていました。
　
　ウィキペディアで調べたところ，「花言葉は、自然を愛す、恋の悩み、片思い、未熟。「片思い」はハート形の葉の片方が大きくなるところからといわれる」と書かれていました。何だかちょっと寂しいですね
　また，水仙の小径のあたりで，マンジュシャゲ（曼珠沙華：「ヒガンバナ」とも言う）とヤブラン（藪蘭）が咲いていましたので，あわせてどうぞ。林に咲くマンジュシャゲも，田で見かけるものとは一味違って良いですね。

　メタセコイヤの小径と，餌を欲しがる鯉も撮影しました。

　この日は日差しが強かったので，小径の木陰がとても気持ち良かったです
　
水戸市植物公園
　住所：茨城県水戸市小吹町504　 郵便番号：310-0914
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タグ：植物園 水戸市植物公園 10月の花

秋の山草展＠水戸市植物公園（10月の花その3）

　茨城県水戸市にある水戸市植物公園に関する記事の続きです。
　【みなと】が訪れた10月2日，公園敷地の中ほどにある植物館で「秋の山草展」が開かれていて，茨城山草会のメンバーが出品した山野草が展示されていました。
　数多くの中から，印象的だったものをご紹介。なお，個人のお名前は消去いたしました。
　下の写真，順に「タカクマホトトギス」「ハコネギク」「クロホシクサ」「サギソウ」「マユハケオモト」です（各2枚）。

　展示品を眺めていると，花はもちろん，器にもこだわっていらっしゃるのがよくわかりました。また，サギソウは，確かに空を飛ぶ鷺のかたちに見えました（画像が暗くて申し訳ありません）。

　この植物館で見かけたキルトとポプリも撮影しました。ご覧ください。

　ポプリはとてもいい香りを放っておりました。材料は植物公園で採取したものを使っているのでしょうか。
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タグ：山野草 水戸市植物公園 植物園

コルチカム＠水戸市植物公園（10月の花その2）

　昨日に続きまして，茨城県水戸市にある水戸市植物公園の植物をご紹介。
　入口を過ぎてすぐ，ピンク色の可憐な花がたくさん咲いているを見かけました。立て札を見たら「コルチカム」と書いてあります。サフランに似ていると思ったら，和名はイヌサフランと言うそうです。

　インターネットで調べたら，水も土もなくても花が咲く植物とのこと。たくましい
　また，テラスガーデンで咲いていたサルビア(4枚)とダリア(3枚)もご覧ください。

　小池のそばではサワギキョウも咲いておりました。その近くで，カモが通行人に向かってヨチヨチ歩いておりました。餌が欲しいのか??? この2羽は「つがい」なのでしょうね

　その小池ではアサザが開花中です。黄色い小さな花ですが，絶滅危惧種に指定されている貴重なものだそう。大事にしてあげないといけませんね

　植物公園の記事の続きはあさってアップします。
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タグ：10月の花 植物園 水戸市植物公園

サルビアフェスティバル＠水戸市植物公園（10月の花その1）

　先週土曜日，茨城県水戸市にある水戸市植物公園へ出かけました。
　10月になり涼しさを増してきたように感じましたが，この日は比較的日差しが強かったです。今日から数回にわたりご紹介いたします。
　入口には「サルビアフェスティバル開催中」と書かれた看板が下がっておりました。

　サルビアフェスティバルの関連ページ　http://www.mito-botanical-park.com/listofplants/salvia.html

　入場してすぐの細長い通路を過ぎると，目の前にテラスガーデンが広がりますが，そちらにもサルビアが咲いていました。しかし，公園敷地中ほどにある熱帯果樹園室そばのスペースでは，さらに数多く展示されていました。
　こちらのサルビアは主に4つの原産地に分かれるようで，「メキシコ」「ブラジル」「テキサス」「日本」と表示されていました。
　一番種類が多いように感じたメキシコ原産のものです。濃いピンクはおなじみの“チェリーセージ”です。
　ちなみに，「サルビア」をソネットの翻訳ページで英訳したところ，“セージ Sage” となりました。今回の植物にも○○セージと書かれたものを多く見かけました。

　次のコーナーはブラジル。濃い紫色のものが気に入りました。“バンヒュッティ”と言うそうです。

　テキサスのもの。テキサス州は以前メキシコの領土だったこともありますね。青系のものがきれいです。

　日本産のもの。中南米のものと比べると控えめな色合いで，逆に好ましく感じられます。

　ホームページによると，サルビアフェスティバルは11月3日（水）まで開催されるとのことです。
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マルガタサボテン＠水戸市植物公園（9月の熱帯植物その2）

　水戸市植物公園の観賞大温室には「カクタス室」があり，サボテンや多肉植物が栽培されています。
　一番目立っていたはマルガタサボテン（円型仙人掌）。一見，打楽器のような形。でも，丈夫そうなトゲだらけで，手で触ったら間違いなくイタイ

　その他に目に付いた多肉植物をアップします。星型やキュウリ型のものもあるんですね。

　ホームページを見たところ，花はきれいでかわいらしい様子。開花時期にまた来てみたいです。
　カクタス室には，成長したバオバブも植えられていました。『星の王子様』で有名な植物ですね。

　細く大きいサボテンが，バオバブを支えにして成長したように見えて面白いです。
　また，隣の「ラン室」にありましたカトレアとビカクシダもご覧ください。

　ビカクシダは，8月17日付けの茨城県植物園の記事でも紹介いたしましたが，今回のものは角がたくさん生えているように見えます。
　観賞大温室には食虫植物コーナーもありました。ネペンテスが物干し竿につるされていて，見ていてユニーク

　水戸市植物公園に関する記事（9月分）は本日で終了いたします。
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タグ：植物園 水戸市植物公園 熱帯植物

アリストロキア ギガンテア＠水戸市植物公園（9月の熱帯植物その1）

　2，3日前から幾分涼しい気候となりました。おかげで夜は熟睡できるようになりましたが，今度は体がスリープモードに入ってしまったよう昨日はトータルで17時間も寝てしまいました

　さて，茨城県水戸市にある水戸市植物公園の話題に戻ります。
　こちらには「観賞大温室」があります。入口の看板によると，隣接する清掃工場の余熱を利用して熱帯植物などが栽培されているとのこと。

　室内には，かわいらしいテラコッタの鉢や置物もあります。

　こちらで見かけた熱帯植物をいくつかご紹介。下の写真は，アリストロキア　ギガンテアとパボニア（各2枚）。どちらもブラジル原産だそう。

　アリストロキアは形といい模様といい，ちょっとグロテスクですね
　またこちらは，レッドジンジャー（2枚）とサンゴバナです。

　さらに下はオウゴチョウとラウリフォラリア（各2枚）。オウゴチョウは突き出た長いおしべが特徴です。

　熱帯植物は，茨城県植物園でたくさん見ていましたが，知らないものもまだたくさんあります。
　明日も観賞大温室の植物についてアップいたします。
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ラクウショウ＠水戸市植物公園（9月の花その3）

　水戸市植物公園の記事に戻ります。
　園内を奥のほうまで歩いていきましたら，湿性花園付近で，ピンポン玉大の実をつけた杉に似た木を見かけました。

　これはラクウショウ（落羽松）というそう。別名ヌマスギ(沼杉)。ウィキペディアで確認したところ，北アメリカ原産の落葉針葉高木で，沼地での根元が少し水につかった状態(冠水)で自生することが多いそうです。
　その近くで，ハンゲショウ（半夏生）も花を咲かせていました。

　半夏生（十二候のひとつ。夏至から11日目ごろ）の時期に最上部の葉が白くなることから名づけられたそうです。漢方薬の原料としても有名ですね。
　また，敷地内には薬草園があります。水戸黄門として有名な徳川光圀公にゆかりの薬草などが植えられています。
　下の写真は，左から右へ順にホウセンカ，シソ，カワラケツメイ，エビスグサ，オトコエシ，ワレモコウです。

　ホウセンカの薬効について調べたら，乾燥させたものをかゆみ止めや関節リウマチの治療に使用することもあるとか。
　身近な草花でも意外な効用があるかもしれません。機会がありましたら調べてみます。
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タグ：9月の花 水戸市植物公園 植物園

セイヨウニンジンボク＠水戸市植物公園（9月の花その2）

　本日，こちらは1か月ぶりに雨模様となり，涼しくなりました。しかし，台風が接近中なので，喜んでばかりもいられませんが。
　さて，昨日に続きまして茨城県水戸市にある水戸市植物公園の植物を紹介いたします。
　花達も暑さを乗り切るのは大変だと思います。園内で手入れをなさる方々に「お疲れ様です」と申し上げます。
　テラスガーデンで，うす紫色の花を見かけました。立て札を見たら「セイヨウニンジンボク（西洋人参木）」と書いてあります。

　葉の形がチョウセンニンジンに似ていることから名づけられたそうです。ネットで調べたら，女性ホルモンを整える効用があるそう　
　その近くで，カンナも花を咲かせていました。花ばかりでなく，葉っぱもあでやか

　テラスガーデン内にありましたヒャクニチソウ（百日草）もご覧ください。

　下の写真はハンカチノキ。花は5月中旬が見頃だそうなので，その時期に訪れてみたいです。　　

　敷地の一角にセンニチコウ（千日紅）も植えられておりました。暑さに強い花のようで，元気に咲いております。

　植物公園の記事は，あさってに続きをアップします。
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タグ：水戸市植物公園 植物園 9月の花

タカサゴユリ＠水戸市植物公園（9月の花その1）

　先週金曜日，茨城県水戸市にある水戸市植物公園へ出かけました。
　9月になりましたが，以前として暑い日が続いております。こういう時は，木陰でのんびり過ごしながら花を楽しみたいと考えました。平日でお客さんも少なく，ゆっくりと植物を観賞できました。
　今日から数回にわたりご紹介いたします。
　植物公園入口から細長い通路を過ぎると，目の前にテラスガーデンが広がります。その先に池や沼，カツラ並木などが続きます。

　今回は入口付近で咲いていたユリの花が目に付きました。テッポウユリかと思いましたが，後で図鑑で調べたら「タカサゴユリ」とのこと。　

　すっくと伸びた先に咲く白い花，可憐だけれどたくましい，と言った印象を与えてくれます。
　近くの小池では，スイレンが数輪咲いていました。
　　
　5月から見頃だそうなので，来年は早めにこちらに来ようと思います。
　その他，テラスガーデンで咲いていた花。名札がついていまして，左から右へ順にホソバヒャクニチソウ，ウラベニショウ，ハツユキカズラ，サルビア（2枚）です。


　ホームページで確認したところ，サルビアはこれからが盛りになるようです。
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ディック･ブルーナ展＠茨城県近代美術館

　水戸市にある茨城県近代美術館では，先週土曜日から企画展「美術館に行こう！～ディック･ブルーナに学ぶモダン･アートの楽しみ方～」が開催されています(9月12日まで）。

　ディック･ブルーナと言いますと，オランダ生まれのグラフィックデザイナーで，ミッフィー（うさこちゃん）やこぐまのボリスなどの生みの親として有名です。今回の企画展も，ブルーナさんのキャラクターや絵本がメインになっているものと思い出かけました。
　しかし実は，ブルーナさんの絵本『うさこちゃん　びじゅつかんへいく』のストーリーに沿って，ミッフィーちゃんとおとうさん，おかあさんが，茨城県近美が所蔵する作品を見ていく，と言った内容でした。
　たとえば，「みえるものをえがく」というテーマでは，具象画としてピサロやモネの絵画などが，また「びじゅつかんの生き物たち」コーナーでは，小川芋銭の河童（水墨画）や木内克のねこ（テラコッタ）などが展示されています。他にも抽象画，人物画など，絵本の進行にあわせて作品が飾られています。
　これらの美術品の合間や展示室入口には，ちゃんとブルーナさんのキャラたちの絵も展示されており，また，ミッフィーに色紙で色付けできるコーナーや絵本の読み聞かせもあるので，大人も子供も楽しめる趣向となっています。　　

　今回の展示会で，ブルーナさんがどのように絵本を作っているかや，ブルーナカラーと言われるオリジナルの6色が持つ意味などを知ることができ，とても興味深いものになりました。
　特に印象的だった言葉は「僕の作るものはシンプルでいて，見る人にイマジネーションを働かせるものでなくてはならない」というもの。単純な様でいて，実はとても時間をかけてキャラクターを生み出していらっしゃるのですね。今年で83歳になられるようですが，これからもお元気で一層のご活躍を期待いたします。

　　ところで，英語でミッフィー，日本語でうさこちゃんと呼ばれているキャラ，オランダ語では「Nijutje（ナインチェ）」と言うことを今回初めて知りました。でも，「ナインチェちゃん」は，響きがよくないですかね。
　お子さんが夏休みに入られたご家庭も多いでしょう。美術館では様々なイベントも催すようです。是非，この機会に足を運ばれることをお勧めします。
　茨城県近代美術館
　　〒310-0851 茨城県水戸市千波町東久保666-1
　 電話:[phone]
　　FAX:[phone]
　　http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/

タグ：美術館 ディック・ブルーナ