河井寛次郎-生誕120年記念展-@日本民藝館 [東京都・文化スポット]
今週月曜日(敬老の日),東京都目黒区にある日本民藝館(にほんみんげいかん)へ行きました。
ホームページによると,こちら日本民藝館は「民藝(民衆的工藝)の美の認識の普及と,新しい生活工藝の振興を目指す民藝運動の本拠地として,民藝運動の創始者で宗教哲学者であった柳宗悦(やなぎ・むねよし:1889~1961)を中心とする同志により企画され,大原孫三郎をはじめとする有志の援助のもとに,1936年(昭和11)10月に開館した。」とのこと。
【みなと】は今年4月,栃木県にあります益子参考館へ出かけ,その時購入した雑誌『民藝』でこの館の存在を初めて知りました(詳しくは,4月17日及び18日の記事をご参照願います)。今回ご一緒したN.Iさんは世田谷区にお住まいですが,彼女も全く知らなかったそうです。
京王井の頭線・駒場東大前駅の西口を出て約5分,蔵造り風の長屋門が見えてきました。
実はこちら,日本民藝館の西館なのです。本館は道路を挟んで東側にあります(下の写真)。
建物の外観が日本家屋風なのが気に入りました。中に入ると,靴を脱いでスリッパに履き替えます。
さて,今回の目的である『河井寛次郎-生誕120年記念展-』の会場は2階とのことで,そちらに先に上がりました。階段も非常に立派でした(内部は撮影禁止なのでご披露できないのが残念)。
http://www.mingeikan.or.jp/html/exhibitions-events-mingeikan.html
河井寛次郎(かわい・かんじろう:1890~1966)は,日本を代表する陶芸家であり,民藝運動の推進家でもあります。
島根県安来市出身で,東京高等工業学校(現・東京工業大学)時代に濱田庄司と懇意になり,卒業後は京都を中心に陶作。その後,柳氏とも親交を結ぶようになり,日本民藝館の設立にも関わるようになったとのこと。 1925年に「民藝」という新語を作ったのも河井氏のようです。
【みなと】は今まで,河井氏について知る機会がなかったのですが,今回数多くの作品と接し,その作風にすっかり心奪われました。簡素なフォルムの中にも優美さが感じられ,また色使いも上品で,藍に近い青や,赤を秘めた茶色などに惹きつけられます。濱田氏の大皿とは一味違った民芸調作品ではないでしょうか。
会場には,河井氏の書も飾られています。亡くなる数年前のものですが,その生き生きとした筆跡は眺めていて元気づけられます。
館内にはこの他,丹波の古陶や西洋の陶器,朝鮮時代や日本の諸工芸品などが展示されています。また,棟方志功の版画,濱田氏やバーナード・リーチの陶芸作品も鑑賞できます。
河井寛次郎に興味をお持ちの方はもちろん,民芸調全般についてお知りになりたい方も,ぜひ一度おいでになることをお勧めします。
日本民藝館
住所:東京都目黒区駒場4丁目3番33号 郵便番号:153-0041
電話:03-3467-4527 FAX:03-3467-4537
http://www.mingeikan.or.jp/home.html
ホームページによると,こちら日本民藝館は「民藝(民衆的工藝)の美の認識の普及と,新しい生活工藝の振興を目指す民藝運動の本拠地として,民藝運動の創始者で宗教哲学者であった柳宗悦(やなぎ・むねよし:1889~1961)を中心とする同志により企画され,大原孫三郎をはじめとする有志の援助のもとに,1936年(昭和11)10月に開館した。」とのこと。
【みなと】は今年4月,栃木県にあります益子参考館へ出かけ,その時購入した雑誌『民藝』でこの館の存在を初めて知りました(詳しくは,4月17日及び18日の記事をご参照願います)。今回ご一緒したN.Iさんは世田谷区にお住まいですが,彼女も全く知らなかったそうです。
京王井の頭線・駒場東大前駅の西口を出て約5分,蔵造り風の長屋門が見えてきました。
実はこちら,日本民藝館の西館なのです。本館は道路を挟んで東側にあります(下の写真)。
建物の外観が日本家屋風なのが気に入りました。中に入ると,靴を脱いでスリッパに履き替えます。
さて,今回の目的である『河井寛次郎-生誕120年記念展-』の会場は2階とのことで,そちらに先に上がりました。階段も非常に立派でした(内部は撮影禁止なのでご披露できないのが残念)。
http://www.mingeikan.or.jp/html/exhibitions-events-mingeikan.html
河井寛次郎(かわい・かんじろう:1890~1966)は,日本を代表する陶芸家であり,民藝運動の推進家でもあります。
島根県安来市出身で,東京高等工業学校(現・東京工業大学)時代に濱田庄司と懇意になり,卒業後は京都を中心に陶作。その後,柳氏とも親交を結ぶようになり,日本民藝館の設立にも関わるようになったとのこと。 1925年に「民藝」という新語を作ったのも河井氏のようです。
【みなと】は今まで,河井氏について知る機会がなかったのですが,今回数多くの作品と接し,その作風にすっかり心奪われました。簡素なフォルムの中にも優美さが感じられ,また色使いも上品で,藍に近い青や,赤を秘めた茶色などに惹きつけられます。濱田氏の大皿とは一味違った民芸調作品ではないでしょうか。
会場には,河井氏の書も飾られています。亡くなる数年前のものですが,その生き生きとした筆跡は眺めていて元気づけられます。
館内にはこの他,丹波の古陶や西洋の陶器,朝鮮時代や日本の諸工芸品などが展示されています。また,棟方志功の版画,濱田氏やバーナード・リーチの陶芸作品も鑑賞できます。
河井寛次郎に興味をお持ちの方はもちろん,民芸調全般についてお知りになりたい方も,ぜひ一度おいでになることをお勧めします。
日本民藝館
住所:東京都目黒区駒場4丁目3番33号 郵便番号:153-0041
電話:03-3467-4527 FAX:03-3467-4537
http://www.mingeikan.or.jp/home.html
ヤマガラ@皇居東御苑 [東京都・文化スポット]
東京都千代田区にある皇居東御苑では,季節の花々が美しく咲きそろっていました。二の丸雑木林を散策していましたら,目の前に突然ヤマガラが現れました。
ほんの1メートルほど先のところ,こんなに近くでヤマガラを見たのは初めて。急いでカシャ。30秒くらい間近にいて,その後違う木に移っていきました。
人間を全く恐れていない様子でした。いじめられたことが無いのかな?
その他,園内の花々をご紹介。とくに八重桜や御衣黄(ギョイコウ)は,花の色が快晴の青空に映えてとてもきれいでした。一部の八重桜は,風に揺れながら香りを放っていました。
こちらは二の丸庭園にありました滝と池です。
都心の一等地にこれほど緑に恵まれたところがあるなんて,まさに都会のオアシスですね。ベンチもたくさんありますから,ピクニック気分でおいでになるのもよろしいかと思います。
ただし,入口の注意書きをよく読んで,マナーを守りましょう。また,外国人観光客も大勢訪れております,日本人として恥ずかしいことはなさいませんよう,あわせてお願いいたします。
皇居東御苑
http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
皇居東御苑の略図
http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/gyoen-map.html
ほんの1メートルほど先のところ,こんなに近くでヤマガラを見たのは初めて。急いでカシャ。30秒くらい間近にいて,その後違う木に移っていきました。
人間を全く恐れていない様子でした。いじめられたことが無いのかな?
その他,園内の花々をご紹介。とくに八重桜や御衣黄(ギョイコウ)は,花の色が快晴の青空に映えてとてもきれいでした。一部の八重桜は,風に揺れながら香りを放っていました。
こちらは二の丸庭園にありました滝と池です。
都心の一等地にこれほど緑に恵まれたところがあるなんて,まさに都会のオアシスですね。ベンチもたくさんありますから,ピクニック気分でおいでになるのもよろしいかと思います。
ただし,入口の注意書きをよく読んで,マナーを守りましょう。また,外国人観光客も大勢訪れております,日本人として恥ずかしいことはなさいませんよう,あわせてお願いいたします。
皇居東御苑
http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
皇居東御苑の略図
http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/gyoen-map.html
天守台@皇居東御苑 [東京都・文化スポット]
快晴となった先週末,東京都千代田区にある皇居東御苑を訪れました。初めてでしたが非常に感銘を受けました。
2回にわけてご報告します。今回は,東御苑内にありました歴史的・文化的建造物をご紹介。
地下鉄大手町駅から地上に出ると,大手濠の周辺は八重桜が満開で美しく,市民マラソン大会らしきものが開催されていて大勢のランナーが走っていました。
今回は,平川門から入りました。入場は無料ですが,入口で「入園票」と書かれたプレートを渡されます。これは出るときに返さなくてはいけないので,なくさないよう注意しました。
注意書きがあり,酔っ払っている人や動物を連れた人などは入園禁止となっていました(園内での酒宴等ももちろんダメです)。
皇居東御苑の略図 http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/gyoen-map.html
入ってすぐ,よく手入れされている松が多数目に付きました。また,門や石垣の立派さにも感動しました。一部は江戸城から引き継がれたもののようです。
中にあった建物等で印象深かったものの写真です。
こうして見ていると,日本式家屋の素晴らしさを再認識させられます。外国人らしき方々も多く,「これぞ日本」と思われたのではないでしょうか。
明日は敷地内の植物などについてアップいたします。
皇居東御苑
http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
2回にわけてご報告します。今回は,東御苑内にありました歴史的・文化的建造物をご紹介。
地下鉄大手町駅から地上に出ると,大手濠の周辺は八重桜が満開で美しく,市民マラソン大会らしきものが開催されていて大勢のランナーが走っていました。
今回は,平川門から入りました。入場は無料ですが,入口で「入園票」と書かれたプレートを渡されます。これは出るときに返さなくてはいけないので,なくさないよう注意しました。
注意書きがあり,酔っ払っている人や動物を連れた人などは入園禁止となっていました(園内での酒宴等ももちろんダメです)。
皇居東御苑の略図 http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/gyoen-map.html
入ってすぐ,よく手入れされている松が多数目に付きました。また,門や石垣の立派さにも感動しました。一部は江戸城から引き継がれたもののようです。
中にあった建物等で印象深かったものの写真です。
こうして見ていると,日本式家屋の素晴らしさを再認識させられます。外国人らしき方々も多く,「これぞ日本」と思われたのではないでしょうか。
明日は敷地内の植物などについてアップいたします。
皇居東御苑
http://www.kunaicho.go.jp/event/higashigyoen/higashigyoen.html
タグ:公園