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The Nude―ヌード 藤島武二から諏訪敦まで@笠間日動美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]

 今回は,茨城県笠間市にある笠間日動美術館での作品鑑賞をアップします。
 今年2012年6月28日(木)から9月9日(日)まで,企画展「The Nude―ヌード 藤島武二から諏訪敦まで」が開催されています。
   http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
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 ヌードと言うと,昔はマイナスイメージを持っていました。特に女性の裸体に対しては,同性として拒否反応というか,理屈抜きで受け入れがたい感情がわいておりました。
 しかし,歳月を経たおかげか,はたまた時代が変わったせいか,今では平気で「美術館にヌード鑑賞に行ってくる」と言えるようになりました[たらーっ(汗)]

 日本におけるヌードの黎明期は20世紀初頭。ヨーロッパに留学した藤島武二岡田三郎助梅原龍三郎らは,帰国後は日本女性をモデルに,数々の傑作を残していったとのこと。
 今回の企画展では,約50点の裸婦像が展示され,100年にわたる日本具象美術の軌跡をたどることができます。
 会場内には,写真を思わせる完璧な美裸身から,思わず笑いを誘う漫画チックな抽象画まで,様々な作品が展示されていました。

 
 では,【みなと】の印象に残った絵画をご紹介します。
 岡田三郎助の『裸婦』(1935年)。森の中で頬杖を突きながら,画家とは違う方角を見つめています。女性の白い肌と木々の緑とのコントラストが際立ちます。こちらは,上記のホームページにも掲載されています。
 また,木下孝則『裸婦』。スタイル抜群で,現代的な美。福本章の『横たわる裸婦』はピンク基調。
 それから古沢岩美の『裸婦十字 マドレーヌ』は,聖書に出てくるマグダラのマリアを連想させます。本県行方市出身の栗原喜代子『陽光』は,83年二科展出品作品。白基調の美肌に惹きつけられます。
 会場内には女性が多く,ご夫婦連れもたくさんいらっしゃいました。皆様も是非ご来場の上,日本女性の美の原点をご鑑賞くださいませ[揺れるハート]
 

 企画展示館2階は館蔵名品展。安井曾太郎,東郷青児,佐伯祐三,佐竹徳,森田茂(本県筑西市出身)などの絵画が展示されています。
 また敷地内には,別棟で「フランス館」「パレット館」があり,国内や海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。

 美術鑑賞の合間に,館内のカフェCafe de l'aube (カフェ・ド・ローブ) でひと休み。
 今回はアイスティー(400円)とりんごのシブースト(390円)を注文しました。おいしかったです[ぴかぴか(新しい)]
DSC07512.JPG


  笠間日動美術館
   住所:茨城県笠間市笠間978-4  郵便番号:309-1611
   TEL 0296(72)2160
   開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
   休館日:毎週月曜日
    http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
   電車でのアクセス:
    JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
    JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
     http://bus.ibako.co.jp/timetable/result/?no=962&de=52&week=1&f_from_type=1&f_from_genre=&f_from=%E7%AC%A0%E9%96%93%E9%A7%85
   車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分) 
    *駐車場あり
  

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