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現代洋画家たちのクレパス画展@笠間日動美術館 [茨城県笠間市・文化スポット]

 茨城県笠間市にある笠間日動美術館での作品鑑賞について。
 現在こちらでは企画展「現代洋画家たちのクレパス画展」が開催されています。
   http://www.nichido-museum.or.jp/exhibition.html
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 クレパスとは画材のひとつで,【みなと】も幼い時にこれで絵を描いた記憶があります。パステルとクレヨン,それぞれの長所を生かして大正14(1924)年に日本で製造されたとのことですから,もう90年近い歴史があるのですね。
 戦前は子供用でしたが,戦後は画家も利用するようになります。特に終戦直後の物資不足の時期には,非常に重宝されたとのこと。
 会場に展示されていた絵画の多くは,油絵のようでありながら繊細なタッチで表現されています。人物画から風景画まで多彩で,いかにも「クレパスで描きました」というものから,写真と見まごうものまで様々です。

 特に印象に残ったのは,堀晃の『西の空』(2011)。おそらく日没を表現したのだと思いますが,色が刻々と変化する様子を微妙なグラデーションで表していて美しい。また,アンドレ・ブラジリエの『青い乗馬』(2006)は,木立の緑の中に青く染められた馬が7頭,樹の一部も青だったのが不思議な感じ。
 他には,井上悟『カゾク』(2009)と小杉小二郎『三色すみれと野の花』(2006)は,まさに“クレヨン画”といった趣ですが,芸術度が高いと言えます。
 著名な洋画家では,鴨居玲田村孝之介福本章などの作品もあります。
 これらは残念ながら上記のホームページには掲載されておりませんので,是非ご来場の上お確かめください[かわいい]

 そして2階は,クレパス画を出展した画家たちの油彩画が展示されています。作風を比較してみると面白いですよ[るんるん]

 「現代洋画家たちのクレパス画展」は2012年4月8日(日)まで開催されております。皆様も興味をお持ちになりましたらおいでくださいませ[ムード]

 笠間日動美術館の敷地内には,別棟で「フランス館」「パレット館」があり,やはり国内や海外の有名な画家の作品が多数常設展示されています。こちらもあわせてどうぞ。
 なお,パレット館は2階までしか入場できませんのでご注意くださいませ。

 美術鑑賞の合間に,館内のCafe de l'aube (カフェ・ド・ローブ) でひと休み。
 今回はブレンドコーヒー(380円)とフォンダン・ショコラ(390円)を注文しました。
 実はこのカップ,上でご紹介したブラジリエ氏が描いたそう。そういえば,会場にあった絵画の馬と良く似ています。
 ケーキとともに薫り高く,おいしくいただきました[揺れるハート]
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  笠間日動美術館
   住所:茨城県笠間市笠間978-4  郵便番号:309-1611
   TEL 0296(72)2160
   開館時間:午前9時30分より午後5時(入館受付は4時30分まで)
   休館日:毎週月曜日
    http://www.nichido-garo.co.jp/museum/index.html
   電車でのアクセス:
    JR友部駅よりかさま観光周遊バスで約20分「日動美術館」下車(100円) 
     http://www.city.kasama.lg.jp/index.php?code=356
    JR笠間駅より茨城交通バスで約6分「日動美術館前」下車徒歩3分(160円)
     http://bus.ibako.co.jp/timetable/result/?no=962&de=52&week=1&f_from_type=1&f_from_genre=&f_from=%E7%AC%A0%E9%96%93%E9%A7%85
   車でのアクセス:北関東自動車道友部ICより国道355号線を笠間CC方面に進み約8km(約10分) 
    *駐車場あり
  

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